【ニュース】リセールバリューが高い車ランキングでポルシェ 718ケイマンがトップに輝く!


X(旧Twitter)で衝撃のポストが私のタイムラインに流れてきました。

これは2026年版・自動車の5年間での価値下落率(リセールバリュー)に関するデータを提示したポストです。

驚いたのは私の愛車、ポルシェ 718ケイマンが価値が下がりにくい車(下落率わずか9.6%)として堂々の1位にランクインしていること!

兄貴分である911を抑えて718ケイマンが1位です。
もちろんポルシェだけのランキングでも、スポーツカーだけのランキングでもなく全メーカー、全車種のランキングです。
いや、まさか…本当!?
X特有のアルゴリズムでフェイクポストが流れてきただけじゃないの!?
どうなの!?

普段は911の影に隠れて中々脚光が当たらない718ケイマンの大ニュース!
今回はこの件について書いていこうと思います。

iSeeCarsの最新減価償却データ(2026年分析)

このデータの一次情報はこちらのサイト。

画像引用元:https://www.iseecars.com/cars-that-hold-their-value-study

自動車リサーチ・検索プラットフォームである「iSeeCars.com」。
同社が2026年3月に発表した米国での「5年間の自動車減価償却率(リセールバリュー)調査」のデータです。

調査元の「iSeeCars.com」は、米主要メディアにも引用される信頼性の高い自動車ビッグデータ分析機関で、今回のデータは2025年3月〜2026年2月に米国内で実際に取引された5年落ち中古車「95万台以上」の実売データを解析したものです。
新車時価格を2026年基準へインフレ調整した上で数学的にモデル化されており、市場の現実を極めて精密かつ客観的に反映しているとのことです。
つまりAIが生成したフェイクデータではなく、実在する信頼性の高い調査データということですね。

iSeeCarsのレポート冒頭にある「Highlights(ハイライト)」の日本語訳は以下の通り。

“The Porsche 718 Cayman leads all vehicles for value retention, losing just 9.6% of its value after 5 years.“
(訳:ポルシェ 718ケイマンは、5年後の価値下落率がわずか9.6%にとどまり、全車両の中で最も価値を維持している。)

“Electric vehicles lose the most value after purchase, falling 57.2% in 5 years.”
(訳:電気自動車(EV)は購入後に最も価値を落としており、5年間で57.2%下落している。)

“Trucks and hybrids retain the most value, losing 34.2% and 35.4%, respectively.”
(訳:トラックとハイブリッド車は最も価値を維持しており、下落率はそれぞれ34.2%と35.4%である。)

“Electric vehicles and luxury models make up 24 of the 25 cars that lose the most value.”
(訳:最も価値を下げるワースト25車種のうち、24車種をEVと高級車が占めている。)

“Toyota is the most prominent brand for retained value, holding 10 of the top 25 spots.”
(訳:価値維持の面で最も際立っているブランドはトヨタであり、トップ25のうち10台を占めている。)

“Although every vehicle type is retaining more value in 2026 than in 2025, EV depreciation has barely improved.”
(訳:2026年は2025年と比べてすべての車種で価値維持率が向上しているが、EVの価値下落率はほとんど改善していない。
)

718ケイマンが名指しでトップであることを強調されています、何と誇らしいことでしょう。
新車から5年後の価格下落率が9.6%ということは、90.4%の価値が残るということ。
これはすごいことです。
しかも限定車やごく一部のコレクターズカー(GT3 RSのようなプレミアムモデルなど)は除外されており、カタログモデルとして新車発注できたモデルのみ分析対象となっています。
つまり718ケイマンGT4RSなどのごく一部の人しか手にできない稀少モデルがランキングを押し上げているわけではないということです。
いやはや驚きの結果です。

他のデータも見ていくと、やはりトヨタは非常に強く、一方で各社のEVは大苦戦しているようです。
しかし同じトヨタでもレクサスについてはランクインしているのがRCのみであることを考えると、米国は日本市場と同じように強い実利主義(道具としての耐久性と実用性を重視する)があるのが分かりますね。

なお、low-volume models were removed from further analysis (訳:販売台数が極めて少ない低流通モデルは、詳細な分析対象から除外)としているため、フェラーリやランボルギーニ、マクラーレン、ロールス・ロイスといったエキゾチックカー/スーパーカーブランドは母集団から除外されています。
「統計的な信頼性を担保できるサンプル数に達しないこと」や、「限定車や希少車は投機マネーによる異常なプレミア価格がつきやすく、一般的な『自動車の価値下落(減価償却)』の実態を測るデータとしてはノイズになること」が理由のようです。
フェラーリやランボルギーニが除外される一方でポルシェがランキングに含まれているのは、ポルシェが「統計に耐えうる十分な流通量を持つ量産スポーツカー」だからです。

718ケイマンが注目を浴びて嬉しい!

画像引用元:https://www.visualcapitalist.com/ranked-cars-that-hold-and-lose-their-value-the-most/

スポーツカーメーカーの純エンジン車のピュアスポーツカーである718ケイマン。
そのケイマンが市場から最も支持され、反面EVがワーストランキングに名を連ねるという結果。
EVアンチでは決してない(むしろ増車できるならしてみたい)私ですが、やはり純エンジン車の需要を愛車の718ケイマンが示してくれたことは非常に誇らしいです。

岐阜城(金華山)と長良橋を背景にした愛車の718ケイマン

718ケイマンは自動車メディアやポルシェ内の序列では割と日陰者扱い。
やはりポルシェといえば911なわけで、メディア露出もメーカー公式グッズやイベントも大半が911。

そして718シリーズで注目されるのはケイマンではなくボクスターです。
ミニカーや模型ではクーペの911に対して、718ケイマンではなく視覚的な差別化ができるオープンカーの718ボクスターの方が商品化されがちです。

更に「ケイマン」の中でも、現行718ケイマン(982型)はちょっと不遇で、ベースモデルやケイマンSは4気筒であるため先代以前のモデルより官能性で劣ってしまうことと、何より見た目が先代981型と大きく変わらないため、新規金型が製作されずミニカーや模型になりづらいという立ち位置です(苦笑)。

Minichamps Porsche 718 Cayman Style Edition 2022 1/43
Minichamps Porsche 718 Cayman Style Edition 2022 1/43

私が持っている唯一の718ケイマンのミニカーは、ミニチャンプスのポルシェ正規販売店向け特注品(ポルシェ・ライフスタイル / ディーラー純正モデル)のポルシェ 718 ケイマン スタイルエディション。
この製品はカラーがアークティックグレーの1色のみです。

うちの718ケイマンはスタイルエディションでもアークティックグレーでもないですが、妥協しました(苦笑)。
ベースモデルの718ケイマンのミニカーは今ではかなり入手困難ですので。

そんな不遇な(?)718ケイマンが今回大きな記録を打ち立ててくれたのが大変嬉しかったです。

とはいえ、私は今の愛車を売るつもりはなく、維持費のお金が続く限り乗り続けるつもりですので、リセールバリューは全く関係のない話なんですけどね(笑)。
でもこのクルマの客観的な価値の高さを改めて実感できたので、これからも大事に乗っていこうと思います。


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