
温泉が好き。
ドライブが好き。
週末に天気が良ければ、温泉を目指して愛車を走らせることが多いです。
日帰り温泉はドライブの休憩に丁度いいですし、費用の割に長く滞在できることからコストパフォーマンスがとても良いです。
しかし週末の日帰り温泉はどこも混雑しており落ち着かない、ということしばしばあります。
たまには混雑していない温泉旅館に泊まってゆっくりしたいな…。
なんてことを常々思っており、去年一人旅温泉旅館を試してみました。
これが思いの外素晴らしかった!
旅館のある山奥まで愛車でのドライブを楽しみ、旅館では好きな時間に空いている温泉をいただき、畳の部屋でまったりだらだらする。
最高!癖になりそう!!
また…行きたい。
いや、行こう!!
しかし温泉旅館には基本的に一人部屋というのが存在せず少なくとも一部屋二人で泊まれるようになっているもの。
つまり一人で泊まると旅館側にとってはコストパフォーマンスが悪い客となってしまうため、一人宿泊で予約が取れる旅館は少ないです。
しかも私の場合は宿泊費を少しでも安く済ませたいので素泊まり希望…。
宿を見つけて予約を取るところから大変です。
そこで今回はいつもとは違う方法で宿を探してみることにします。
JCB ザ・クラスのコンシェルジュを使ってみる
ちょうど少し前にJCBのクレジットカード「JCBザ・クラス」を手に入れていました。
このカードには宿や航空券などの旅行手配、チケットやレストラン予約手配などを代行してくれるコンシェルジュデスクを利用できるサービスがあるので、今回はそれを利用してみようと思います。
宿の手配はJCBコンシェルジュのアプリから行うことができます。
今回希望する条件は以下の通りとしました。
- おひとり様
- 温泉旅館
- 予算:15000円以下
- 岐阜から半径150km程度の距離
- 夏タイヤで行ける場所
- 静かな田舎
かなりアバウトな条件。
普通は県や地域を指定はなし、おひとり様素泊まりできる温泉旅館であればどこでもOK。
距離だけ岐阜から半径150km程度と指定しました。
道中ドライブを楽しむために静かな田舎を希望。
3月だったので念のために夏タイヤで行ける場所という指定もしています。
アプリから依頼を送信してから1日程度で結果が届きました。
レスポンス良くて助かります。
探していただいた宿は「湯の風HAZU」。
愛知県新城市・湯谷温泉の温泉旅館のようです。
ん…?愛知県?想定していたよりも近いですね。
なるほど!
直線距離で150km程度を想定していましたが、順路に沿った走行距離でカウントしたようですね。
考えてみると当たり前といえば当たり前か。
岐阜からの場合、愛知県は隣県なのでわざわざ一泊するほどの距離ではないですが今回は温泉旅館を堪能することが目的ですからそれはそれでよいでしょう。
価格も提示した予算上限よりもかなり安い。
洋室なのがちょっとマイナスですが、この洋室20平米という部屋…公式ホームページを見ても出てこない部屋です。
も、もしや通常のネット予約では予約できない部屋なのでは!?
面白そうです。
提案された宿について予約を申し込むには直接電話する必要があります。
電話にて宿についてやチェックイン時間の確認した後に予約完了。
決済は電話での承諾をもってJCBカードで支払われるので別途決済処理は不要です。
おぉ…コンシェルジュ、使ってみると結構便利かも。
自分では絶対探さないエリアの宿を提案してもらえるのは面白いですし、手間なくとても楽でした。
718ケイマンに乗り温泉旅館を目指す
注:本記事の撮影写真はハンズフリーにより安全に撮影しております。
温泉旅館までは楽しいドライブ。
今回は718ケイマンを走らせます。
冬の間は夏タイヤを履いていたのであまり長距離を走らせることができませんでしたが、この日の気温は20℃。
もう凍結路に心配する必要はありません。
ドライブを楽しむには最高の季節になってきました!
岐阜から出発して目指すは旅館がある愛知県の東の緑色の地帯!
まず最初に立ち寄ったのはIKEA長久手店。
近くに来たなら結構な頻度で立ち寄る私の大好きなオシャレな大型家具チェーン店。
よく訪れる割にはあまり買い物はしませんし、買う場合はネット注文で自宅まで配送してもらうことが多いです。
ショールームみたいな店内を歩いて欲しいアイテムを物色するのも好きですが…
一番のお目当ては…
ご飯を食べにきました!
IKEAのスウェーデンレストランはちょっと他とは違う独特なメニューのラインナップがあるので好き。
値段はちょっとお高いのでコストパフォーマンスは良くないですが、少しいつもと違う料理をいただけるのが気に入っています。
このときの時間は16時と昼食には遅すぎ、夕食には早すぎる微妙なタイミングでしたので軽めに…のつもりが普通に十分な量がある。
お昼ほとんど食べていなかったのでお腹空いていたのです。
190円のドリンクバーは安いのにフレーバーが豊富で嬉しい。
時間があるならここでゆっくりしていってもいいですが、自宅からそこそこ遠いので「時間がある」という機会はまずありません(苦笑)。
食事を済まし、いつものように何も買わずにIKEAを後にしまして、ここから本格的にドライブ開始!
IKEAから目的地の温泉旅館までは約80km/2時間弱。
夕方からひとっ走りドライブするにはちょうどいい距離ですね。
いつものように下道で参ります。
地図上は愛知県の東、緑色の何もないエリア(?)を目指すので交通量の少ない道を期待していましたが、その手前には車ひしめく豊田市がありました。
しかも金曜日の17時!
帰宅ラッシュの渋滞に足止めを受けてしまいました。
しまった…これは大失敗。
もう少し早い時間にここは抜けておくべきでした。
豊田市は当たり前ながら圧倒的にトヨタ車が多い…。
特にGRヤリスが他の地域と比べてたくさん走っていた印象。
ケイマンに乗っているとアウェーを感じます。
まぁ地元岐阜市も愛知県のお膝元なのでトヨタ車が非常に多いわけですが。
時間はかかりましたが豊田市を抜け渋滞脱出。
一気に交通量の少ない田舎道へ。
ここからが本当のドライブの始まりだ!
やはりドライブは静かで空いている道が一番良い。
程なくして走りやすい空いている道は終わり、どんどん狭い道へ。
センターラインがあればまぁ大丈夫。
離合困難な道は走りたくないので道が狭くならないことを願いつつ進みます。
更にケイマンを走らせると道幅は広くなりましたが、標高が上がり寒々しい道に。
外気温もどんどん低くなり10℃を下回り始めます。
あれ…?
もしや夏タイヤで行ってはいけない場所にいってしまうのでは…?
トンネルを抜けると一気に気温が下がり凍結路に…!?という展開も覚悟しました。
写真は撮り忘れましたが、実際トンネルの先は気温7℃。
路肩には溶け残った雪が少しだけあります。
これ以上気温が下がるようだと本当に夏タイヤでは行けない道になるかもしれない。
その場合は無理せず引き返す…といってもその場合はどこまで引き返すことになるんだ!と不安にかられながら恐る恐る進みます。
幸い外気温は7℃よりも下回ることはなく、雪が残る道や凍結している道はありませんでした。
不安の中走っていたので楽しいドライブとは言い難かったですが(苦笑)。
辺りはすっかり暗くなったので視界が悪い。
山道は落石や木の枝などが落ちていることが多いので注意して走ります。
目的地まであと数kmのところで凍結注意の標識が!
目的地手前なのでこの道を通らないとたどり着けない。
上り道とはいえさすがに凍結路になるほど一気に気温下がることない…よね?
最期の最後まで油断できませんでしたが無事に目的地「湯の風HAZU」に到着。
旅館建物前の駐車場は満車だったので少し離れた第二駐車場へ。
充電スタンドがありましたので、EVで来ても安心ですね。
温泉旅館 湯の風HAZU
静かな佇まいの温泉旅館。
派手過ぎず温かみのある雰囲気なのがとても気に入りました。
コンシェルジュに要望した静かな田舎、という条件にバッチリ当たっています。
早速フロントでチェックイン。
私が予約した際は残り一部屋でしたし、第二駐車場もほぼ満車になりかけていたので満室に近い状態だったと思いますが、とにかく静かなのがすごく好印象。
他のお客さんも見かけましたが、大声出したり騒いだりしていませんでしたしマナーが良く客層が良い。
これって大事なことだと思います。
静かに過ごせそうでとてもありがたい。
フロントがあるロビーにはフクロウがいます。
営業部鳥のコハクちゃん。
微動だにせず眠っていたので作り物かなと思ってしまいましたが、よ~く見ると動きがあります。
起こさないようこっそり写真撮影だけしてみました。
旅館には売店がつきもの。
お土産を渡す相手はいないので買うことは滅多にないですが並んでいる商品を眺めるだけでもワクワクしてきます。
建物は昭和初期に建てられた純木造数寄屋造りということで相当年季が入っていますが、手入れが行き届いており歴史と格式を感じます。
廊下も静かで良い雰囲気です。
山側洋室20平米の客室。
洋室なのでいかにも旅館的な和室ではないのが残念ですが、布団よりベッドの方が好きなのでこれはこれで。
年季が相当入った建物ですが、客室内に洗面所やトイレがあるのは嬉しい。
この部屋は他の客室よりも少しだけ離れた場所にあるので一層静か。
うん。良い雰囲気です。
エアコンがあり暖房を入れましたが壁の断熱は現代の建物ほどではないので薄着だと少し寒かったです(苦笑)。
温泉は露天風呂と大浴場あり。
時間で男女入れ替わります。
建物と同じくかなり年季が入った温泉で雰囲気あります。
夜と早朝2回それぞれの温泉を利用。
どちらもすごく広いというわけではありませんが、他のお客さんが少なかったためゆっくり温泉を楽しめました。
露天風呂は深夜よりも明るい時間の方が素晴らしい景色を楽しめます。
時間を気にせずゆっくり浸かれて、温泉後は直ぐに部屋でゆっくりゴロゴロできるので最高。
温泉後は部屋でまったり。
持ってきたノートPCで作業します。
自宅はあまり捗らないので喫茶店など外出先で作業するのが好き。
和室だったら大き目のテーブルがありそうなものですが、洋室は小さな机しかないので少し不便。
足湯が備わった渓谷を望むテラスがあり、ここでも食事ができるようです。
やはり食事付きにするべきだったかな…。
でも食事に何千円もかけるのは抵抗がある貧乏性なのだから仕方がない。
かなり静かで落ち着いた雰囲気な温泉旅館で心身共にリフレッシュできました。
派手さはありませんが日々の疲れを癒すには最適な宿です。
素泊まりでしたら一泊1万円で収まるのがありがたいですし、ここには是非また来たいですね。
チェックアウト時間ギリギリまで粘ってから、昨日来た同じ道を走って帰ります。
昨日は道の狭さ、暗闇そして路面凍結を心配しながらのドライブでしたが、この日は天気良く快適なドライブ。
林道は明るい時間に走るに限ります。
自車の前にはなんと白いアルピールA110が走っており、しばらく一緒に走りました。
アルピーヌA110、とても優雅でカッコイイクルマですね。
718ケイマンや718ケイマンSのライバル車としてA110が挙げられることもありますので親近感が湧きます。
見ず知らずでも近しいスポーツカーと一緒に走ると楽しい。
次また湯の風HAZUに来るときはもっと明るい時間に来るようにしようと心に誓ったのでした。
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