Anker Power Bank (25000mAh, Built-In & 巻取り式USB-Cケーブル)【レビュー】


モバイルバッテリー Anker Power Bank (25000mAh, Built-In & 巻取り式USB-Cケーブル) を購入したのでレビューします。

Ankerのモバイルバッテリーには以前から注目しており、直ぐには必要ではないけれど気に入った機能が搭載されたモデルが出たら買いたいと考えていました。

そんな折、本当にたまたまAnkerのホームページを見にいったら、ありました…私にドンピシャな新型モバイルバッテリー。
しかも発売から1日しか経っていないタイミング。
即購入して早速使ってみたのでレビューをしてみようと思います。

性能

今回購入した新しいモバイルバッテリー、Anker Power Bank (25000mAh, Built-In & 巻取り式USB-Cケーブル)の特徴は以下の通り。

  • 25000mAhの超大容量バッテリー
  • ケーブル一体型(2本) →巻き取り式はAnker初
  • 最大合計出力165W、最大入出力100Wでの急速充電
  • 4台同時充電可能
  • ディスプレイ搭載で充電状況をリアルタイム表示
  • 出力:USB-C×3、USB-A×1
  • 価格:14,990円

大容量で大出力の急速充電が可能な高性能なモバイルバッテリー。
何より嬉しいのが内蔵ケーブルが2ポート分あり、ヘビーな使い方をしなければケーブルを持ち歩かなくてもOKなところ。
他のAnkerの中価格帯以上のモバイルバッテリーと同じくディスプレイが搭載されているのが便利ですし満足感を高めてくれます。

充電機能は非常に高性能で価格もそれなりに抑えられているのが素晴らしいです。
但し、妥協になっている要素もあります。

  • デカい(158 x 54 x 44 mm)
  • 重い(595g)

モバイルバッテリーの『モバイル』という部分に関わるデメリット。
後述で詳しくみていきます。

パッケージ裏に書かれている機能一覧
パッケージ裏に書かれている機能一覧

開封

パッケージの箱外観
パッケージの箱外観

Ankerお馴染みの白と青のパッケージ。
この配色のパッケージを見るだけでワクワクしてきます。

パッケージ全体の重量は758g
パッケージ全体の重量は758g

オシャレな見た目のパッケージに反してずっしりとした重量感。
それもそのはず、パッケージ全体の重量は758gもあります。
この重さ…明らかに只者ではない雰囲気を感じます。

パッケージ内容
パッケージ内容

箱を開けて内容物を確認。
本体と持ち運び用の簡易ポーチ、使用上の注意事項を記したSAFETY SHEETと製品保証の案内の紙が入っています。
取扱説明書はWebで確認する必要があります。

外観

Anker Power Bank (25000mAh, Built-In & 巻取り式USB-Cケーブル)
Anker Power Bank (25000mAh, Built-In & 巻取り式USB-Cケーブル)

本製品はシルバーとブラックの2色展開。
私は悩んだ末、シルバーを購入。
ガジェット類は何も気にせず好きな色だけ選んでいると黒だらけになりがち。
そのため家の外で使用するものはオシャレや清潔感に期待してなるべく白色を選択するようにしています。
白色は汚れそうなイメージありますがよほど扱いが雑でない限りそれほど気にしなくても大丈夫。
今回白があれば迷わず白一択だったのですが、残念ながらなかったのでシルバーで。

重量があることもあり安っぽさは感じませんし、質感も悪くないですが大きさが大きさなのでオシャレ感は皆無。
大きくゴツいので人にアピールするようなガジェットではないです。
ブラックよりもシルバーの方が白色の他のガジェットに近いかなと思いましたが…そうでもない。
むしろ光沢のあるシルバーはブラックよりも目立つので存在感マシマシ。
素直にブラックがオススメですが、傷の目立たなさはシルバーが勝るので毎日ヘビーに使うならシルバーが適しているのではないでしょうか。
とにかく大きいので目立たないように運用したいものです。

いつも持ち歩く他のガジェットとの大きさ比較
いつも持ち歩く他のガジェットとの大きさ比較
巻き取りケーブル収納部
巻き取りケーブル収納部
航空機内持ち込み可のマーク有
航空機内持ち込み可のマーク有
側面にディスプレイ表示切替ボタンとUSB-C、USB-Aポートが1つずつ
側面にディスプレイ表示切替ボタンとUSB-C、USB-Aポートが1つずつ

使用後レビュー

最大4台のデバイスを同時充電可能
最大4台のデバイスを同時充電可能

>圧倒的なバッテリー出力!

入力も出力も最大100Wというのは頼もしいです。
25000mAhの大容量でもあるのでノートパソコンのお供に最適。
4台同時充電の場合でも1ポートは100Wを出力し、残り3ポートで30Wを分け合う仕様なのは賢い配分です。

出力はもちろん、入力もハイパワー
出力はもちろん、入力もハイパワー

開封した状態でバッテリー残量が20%だったので先ずはバッテリーへの充電速度を確認してみます。

充電器は定番のAnker Nano II 65Wを使用。
100W以上を出力する充電器を所有していないので…。

接続すると直ぐに入力60Wで充電を開始。
充電完了までの時間は1時間45分。
実際に20%から80%まで要した時間はちょうど1時間ほどでした。
十分すぎるほど速いので普段使いも余裕です。

80%超えたあたりから本体温度抑制のため出力抑えめに
80%超えたあたりから本体温度抑制のため出力抑えめに

次は実際にノートパソコン(HP Pavilion Aero 13-be)を充電してみました。
このノートパソコンの入力電力は最大65W程度で、モバイルバッテリーの最大出力である100Wを受け取れませんが、ノートパソコン電源OFF状態で25W、電源ON状態で60Wで安定して充電できました。
ブログを書く程度の作業でしたら、使いながらでもモリモリ充電していきます。

私にとってはこれ以上の電力を必要とする機器を所有していないため十分過ぎるバッテリー性能です。
大抵の人は100Wの急速充電できれば申し分ないのではないでしょうか。

>大きさと重さに目をつぶれば圧倒的に使いやすい使用感

内蔵ケーブルの使い易さも良好。
やはりケーブルを持ち歩かなくても良いのは本当に便利です。
巻き取り式のケーブルは掃除機の電源コードのような使い勝手で出したり収納したり自由自在。

ディスプレイ表示も広く高精細で非常に視やすいです。
バッテリー残量はもちろん、モバイルバッテリー自体の充電完了までの予定時間やバッテリーの健康状態を確認できるのは便利ですし、所有欲を満たしてくれます。
ただディスプレイ画面が広い分、不意に触ってしまい、よく指紋が付いてしまうので注意しないと。

各ポートの出力表示
各ポートの出力表示

そして私が個人的に利点と感じたことは車での移動中にモバイルバッテリーの充電ができること。
もちろん、どんなモバイルバッテリーでも車で充電できるのは当たり前なのですが、このモバイルバッテリーはノートパソコンも充電できるのがポイント。
私の行きつけの喫茶店はどこも席に電源がないので、充電器を持っていても充電できずにノートパソコンのバッテリーが切れたらお終い。
車にはアクセサリーソケットから67W出力できるAnker 535 car chargerを付けていますが、助手席にノートパソコンを置いて充電するのはさすがに危険すぎます。
でもモバイルバッテリーであれば固定するのは容易。
67Wでバッテリー充電するとあっという間に回復してくれました。
車での移動先でモバイルバッテリーをノートパソコンに繋げば直ぐに使えるので大満足。

愛車のアクセサリーソケットから67Wを取り出し充電中
愛車のアクセサリーソケットから67Wを取り出し充電中

>大きさ・重さも圧倒的…

バッテリーとしての性能が申し分ない分、やはり大きさと重量がネック。
25000mAhという大容量のバッテリーとしては特別大きく重いわけではないですが、それはそれとして毎日持ち歩くモバイルバッテリーとして使うには、取り回しし易いとはいえません。

先ず大きさ。
いつも使っているエレコムのガジェットポーチに入れて持ち運ぶつもりでしたが、結構無理があります。
それなりに容量の大きいガジェットポーチなので入ることは入るのですが仕切りを押し広げていますので、他のガジェット等を入れるとパンパンになります。
まぁそれで使えないことはないですが、モバイルバッテリーは別途ポーチを用意してカバンに入れた方が良さそう。
ピッタリなポーチが見つかるまでは付属のポーチを使用することにします。

一般的なガジェットポーチに入れるのは少々厳しいサイズ
一般的なガジェットポーチに入れるのは少々厳しいサイズ

そして重さ。

重さ:596g(実測値)
重さ:596g(実測値)

重量595g(実測値:596g)
手に取ってみた感想は…正に文鎮(笑)。

595gというと…満タンにした500ml水筒や週刊少年ジャンプなどが同じような重量のものらしいです。
結構無視できない存在感がある重さです。
私のノートパソコンの65Wの付属ACアダプタの重さが330g程度なのでACアダプタを持ち歩くよりも重いということに。
これを許容できるかどうかは人によると言えそうです。

まとめ

Anker Power Bank (25000mAh, Built-In & 巻取り式USB-Cケーブル)

バッテリーとしては申し分ない高性能ですが、モバイル機器としてはギリギリ及第点といったところでしょうか。
とはいえ、これさえさればバッテリー切れの心配がなくなるという心強さは非常に魅力的。
ちょうどいいポーチに入れてカバンやリュックに居場所を作ってあげれば、長く使える良い相棒になってくれそうです。

長期間使用した際の耐久性はじっくりレビューしていこうと思います。

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