仲林工業の718ケイマン用ボディカバーを導入してみた!


私の車は青空駐車です。

一般的には高級車として認識されているPORSCHE 718ケイマンも、ソフトトップのオープンカーのため耐候性に劣るホンダ S660も、どちらも青空駐車です。
この2車種ともガレージ保管している人が多いクルマでしょう。

ガレージには憧れますし、可能なら屋根付き駐車場で養ってあげたいのは山々なのですが…独身で一戸建てを買うつもりはありませんし、賃貸アパートの方が気楽で私の性に合ってます。
ただ屋根付き駐車場を備える賃貸アパートはあまりなく…地方都市であればほとんど選択肢がありません。
私は3月中に引っ越しする予定がありまして部屋探しをした際、やはり屋根付き駐車場を備える物件を優先的に探しましたが残念ながら見つからず。
結果的に引っ越し先の新しいアパートでも青空駐車が決定しております。

最近はガレージ付きを売りにした賃貸物件もありますが…まだまだ数が非常に少なく、そして競争率が非常に高いです。
今回は物件を探せる期間が1ヵ月ほどしかなかったので、まぁ見つからないですよね…。

しかしそんな青空駐車民の私にも強い味方がいます!
それは「ボディカバー」です!

今回、718ケイマン用に仲林工業さんのボディカバーを購入したのでレビューしていきます!

ボディカバーのメリットとデメリット

私が考えるボディカバーのメリット

既にS660でボディカバーを使っています。
ボディカバーを使用して実感した私にとってのメリットデメリットをご紹介します。

S660純正アクセサリーのボディカバー
S660純正アクセサリーのボディカバー

ここで記載するのはあくまでも「私の使用環境」の場合ですのでご注意を。

  • 汚れがボディに付着するのを防ぐ
    一般的にボディカバーを使用する目的はこれだと思います。
    しかし私はあまりこの点は重視していません。
    ケイマンもS660もキーパーコーティングを施工しているのであまり汚れは付着しませんし、雨と一緒に汚れもある程度流れていきます。
    一部雨だれが残る程度。
    むしろ小さい羽虫がボディカバーの中に入り込んで、それがカバーを外す際に潰れて汚れるというのが若干あります。
  • 紫外線ダメージを防ぐ
    私はこれを重要視しています。
    青空駐車の場合、車は太陽光に曝され続けて紫外線ダメージは内外装にダメージを与え続けます。
    特にヘッドライトへのダメージは深刻で、ヘッドライトが黄ばんでしまうと車の美観を著しく損ない車全体がボロボロに見えてしまいます。
    その紫外線ダメージを完全ではなくとも遮断して経年劣化を遅らせるのがボディカバーの大切な役割。
  • 防犯・いたずら対策
    近所に住んでいる人たちからの攻撃(いたずらから外装への危害まで)を防ぐのに大きな効果を発揮します。
    718ケイマンは実際の値段はともかく・・・ポルシェエンブレムが付いているため一般的には超高級車に見えると思います。
    未成年のいたずらも心配ですが、それ以上にそれなりにご高齢の人から受ける危害の方が脅威です。
    妬みや憂さ晴らし・・・「持ち主は金持ちだろうから傷つけても修理費なんて痛くも痒くもないだろう」なんて身勝手な理由による犯行がよくニュースになっています。
    そういった連中にはそもそも目を付けられないよう、ボディカバーで隠すというのが効果的です。
    魔が差した、衝動的な犯行をそもそも思い付かなくすることができます。
    またボディカバーを装着することでご近所さんに車を大事にしているアピールをすることができます。

私が考えるボディカバーのデメリット

こちらも「私の使用環境」でのデメリットとなります。

  • 盗難対策としての効果は薄い
    デメリット・・・ではないですが、盗難対策にはあまり期待できないので費用対効果が低いです。
    私はS660にボディカバーを付けていますが、以前の岐阜の自宅・月極駐車場・愛知の自宅、それぞれの駐車場で初めてボディカバーを装着した時、1、2日程度でボディカバーのフロント部分がめくられた状態になりました。
    強風時にもめくれないカバーが無風の日に…です。
    これは車窃盗団が車種やセキュリティの有無をチェックした形跡ではないかと思います。
    彼らが本気で盗もうと思えばボディカバーは何の効果もないでしょうから盗難対策としては気休め程度と考えています。
  • ボディカバーを装着中は車に乗れない
    当たり前過ぎますが…(笑)。
    とにかくドライブが好きな私には大きな痛手です。
    毎日でも乗りたいのですが、一方で車に乗らない時は常にボディカバーを装着していたい。
    しかし頻繁に脱着するのも大変ですし、脱着時の車体とカバーの摩擦で擦り傷が付くリスクは僅かながらあるので脱着回数は必要最小限にしたいところ。
    そのためちょっと走りたい!と思ってもボディカバーを外すのがハードルになり断念することもあります。
  • 雨天時や雨があがった直後は車が使用しにくい
    雨が降ると当然ボディカバーは濡れます。
    雨が止んでもボディカバーに付着した水分は中々消えてくれません。
    表面に付着した水分はボディカバー表面にあった汚れを含んでいるので、濡れたボディカバーを構わず畳むとボディカバー内側まで汚れてしまいます。
    内側に汚れがあるボディカバーは車に装着すると逆に汚れてしまいますし、付着した砂埃はボディに擦り傷が付く原因になってしまいます。
    そのため雨天時だけではなく雨があがった直後もボディカバー表面の水分が消えるまでボディカバーを取外すことができません。
    これは不便ですし、頻繁に起こることなので厄介です。
    早く水分を除去するためにブロワーで水分を飛ばしたりしますが、雨上がりは湿度が高いこともあり中々乾いてくれません。

    しかし教えていただいたのですが、濡れている状態でカバーを外しても次回使用までに完全乾燥させれば大きな問題にはならないようです。
    丈夫な生地ですのでそこまで神経質に扱わなくてもきちんとメンテナンスを行えば長く使えそうですね。

以上が私が考えるメリット・デメリットです。
デメリットは「装着すると車に乗りたい時にひと手間かかる」というシンプルなものですので、「車を使用する予定があるときはボディカバーを装着しないことにする」というのも一つの手かもしれませんね。
一方、メリットは圧倒的に大きいのでケイマン用にも新たにボディカバーを購入することに決めました。

仲林工業の718ケイマン用ボディカバーを注文!

ボディカバーといっても色々なメーカーの色々な製品がありますが、私は迷わず仲林工業さんのボディカバー(TT-9000(裏起毛)を選択しました。

私が仲林工業さんのボディカバーを選んだ理由は…

  • 以前から良い噂をよく耳にしていた。
  • 裏起毛なので脱着時の擦り傷をある程度防げそう。
  • 車種ごとに採寸した専用設計品のため汎用品と比べてフィット感が高そう。
  • ホームページが非常に丁寧で好感度が高い。
  • 腹下通しの留め具、膨らみ防止の通気筒等の便利なオプションも選択可能。
  • 使用しているユーザーが多い。

汎用品はブカブカで装着性も悪いですし、風でカバーがはためくと擦り傷が付いてしまいます。
一方、ポルシェ純正品は裏起毛なのか分からなかったのと、ポルシェクレストエンブレムが大きくプリントされているのでいたずら・防犯目的には逆効果と感じたので不採用。
どうみてもあれはアパートの共同駐車場で使うものではなく、部外者が入ってこない自宅の駐車場で使うことが想定されているものですね。

仲林工業さんのは国産、車種専用設計品、裏起毛で人気も評判も高いと完璧です。
しかし値段はお高めなので初注文には勇気がいります。

注文内容は以下の通り。

ボディカバー注文メール(一部抜粋)
ボディカバー注文メール(一部抜粋)

ケイマンの納車直後にホームページから注文しました。
オプションは膨らみ防止の通気筒2対4個装備腹下通しの2.8メートル留め具×すそ紐絞り加工を選択。
どちらもボディカバーにとって最大の脅威である風に対して効果を発揮してくれそうです。
注文時に車種名、年式、車両型式、グレード、全長×全幅×全高、外装のカスタムの有無を入力するので、細かい仕様差にも対応したボディカバーを作ってもらえるというのが頼もしいですね。

合計金額は68,400円
中々のお値段です。
消耗品であるボディカバーにこの値段を出すというのは抵抗ある人も多いかもしれません。
ポルシェ純正アウトドアカーカバーは税込み55,880円ですからそれよりも高いです。

私はポルシェを買うと決めた時点で維持費の高さも覚悟していたので…ここはケチってはダメなところだ!ということで最高のものを選択しました!

毛ばたきも導入する。

仲林工業さんのホームページにはボディカバーの使用方法やメンテナンス方法、こんな場合はどうすれば?といったたくさんの情報が掲載されており心配性な私には大変ありがたいです。
その中で、ボディカバー装着前に塵や埃を除去するのに「毛ばたき」がオススメされていました。
よく黒塗りの高級セダンで専属の運転手さんが車体にフリフリしているあれですね。

一度買えば長く使えるようですし、それも導入しよう!
大袈裟な気がしないでもないですが、私にとってケイマンは命の次に大事なものですのでやれることは全部やっておきたいのです!

毛ばたき選びですが…
さすがに全く知識がないのでネットで調べて、付け焼刃な知識を絞り出して選択したのはこちらの商品。

毛ばたき注文メール(一部抜粋)
毛ばたき注文メール(一部抜粋)
オーストリッチ毛ばたきXSサイズ
オーストリッチ毛ばたきXSサイズ

品質と値段を考慮して浅草毛ばたきさんの高級オーストリッチ毛ばたきです。
サイズは一番小さいXSサイズ
大きさによって値段は当然異なります。
一番小さいサイズで大丈夫かな?大は小を兼ねるということでもう一サイズ大きい方がいいかな?と迷いました。

実際使ってみると背の低いスポーツカーには一番小さいXSサイズで十分でした!
大きいのはSUVやミニバン向けでしょうね。

もっとお高い毛ばたきもたくさんありましたが、こちらの毛ばたきは比較的価格は抑え目。
ですが高級感があって取り回しも良好です。
正しくお手入れすることで5年以上使うことができるようですので1本持っておいても損はしないのではないでしょうか。

ボディカバー到着。早速装着してみる。

注文から1週間ほどで発送の連絡メールをいただきました。
通常納期は1週間~10日間とのことでしたので予定通りですね、ありがたいです!

専用段ボールに梱包されて到着!
専用段ボールに梱包されて到着!

到着した週の日曜日に早速ボディカバーを装着してみます。
今回は初回記念(?)としてちゃんと洗車してピカピカの状態での装着です!

初めてにしては綺麗に装着できたと思います!
初めてにしては綺麗に装着できたと思います!
これならポルシェが隠れていると分からないはず!
これならポルシェが隠れていると分からないはず!

慣れない初装着でしたが…かなりスムーズに装着できました。

S660純正カバーは裏起毛がなく寸法も余裕がないピッチピチなカバーで位置合わせに苦労していました。
ボディとカバーも擦れまくりで精神衛生上よろしくないです。

しかし仲林工業さんのカバーは裏起毛で摩擦抵抗が少なく、余裕のあるサイズ感で装着は簡単。
ゆったりなサイズ感ですがすそ紐を絞るとキュッとフィットして気持ちがいい…!
小さなS660のボディカバーと比べると大きなボディカバーですが、ずっと簡単に装着することができました!
大満足です!!

ただ一点だけ不満なところをあげると…

腹下通しのベルトの装着です。

腹下通しのベルト
腹下通しのベルト・・・装着は大変ですが効果は抜群!

文字通りボディ下部にベルトを通し、ボディカバー両サイド下端にあるバックルに留めることでボディカバーを車を固定し、フィット感アップするすごく便利なアイテム。
しかしボディ下部にベルトを通すのが…不器用な私にはかなり難しい作業・・・!(涙)
商品に同封されていた取扱説明書やホームページで懇切丁寧に取付方法やコツが記載されていますが…私には難しく…。
巻いたバンドを車体下にサイドアンダスローで投げ込んで反対側に通すということを毎回、3~4回失敗しながら地べたに這いつくばってやっと通せる状態。
駐車場で地べたに這いつくばっているところを他の住人に見られないかと心配になりながら毎回やっています。

さて、このボディカバーを1週間単位で数回使ってみた使用感ですが…
強風に曝される機会がまだないのですが、それでも通気筒と腹下通しのベルトが効果を発揮しているのを実感できます。

S660のボディカバーは絞紐もあまり機能しておらず、サイズがピッチピッチで無理やり車体にフィットさせる仕様ですが、風が車体下から入り込んでカバーが風にはためいてしまいます。
そのため毎回、車体下のボディとボディカバー全周に養生テープを貼り付け風ではためなかないようにしていました。

仲林工業さんのボディカバーはそんなことしなくても風を上手に受け流している印象。
思った以上にすごいボディカバーです。
これはリピーターになること間違いなしです。
値段は高かったですが価格以上の価値があるのは間違いないです!

一年に数回、短期間しかカバーを装着しない…という人には汎用品で十分かもしれませんが、泣く泣く大切な愛車を青空駐車せざるを得ない人にはかなりオススメできるボディカバーです!

…余談ですが今回もボディカバーを装着して数日後にはフロント部分のボディカバーがめくられていました。
来たな…窃盗団っ!
やはり盗難対策は気が抜けません。
皆様も車両盗難にはお気を付けくださいませ。

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