
この度・・・念願の高級腕時計を購入しました!
タグ・ホイヤー カレラ キャリバー5 デイト (Ref. WBN2112.BA0639)です!
高級腕時計(特に機械式腕時計)とクルマは、趣味の親和性が非常に高いとよく言われます。
特に私の場合、クルマの「高性能なメカニズム」「その背景にある歴史や物語」「職人技による作り込み」といった価値観に強く惹かれるので、それと共通する価値観を持つ機械式腕時計にも当然のように強い興味がありました。
また、クルマの運転にも腕時計は直接的に役に立ちます。
うちの718ケイマンはダッシュボード上の時計、オプションの「スポーツクロノパッケージ(又はスポーツクロノウォッチ)」が搭載されていないため、運転中に時間を確認することが不便です。
機械式腕時計は腕に着けられる、もう一つの機械とよく言われますが、私の場合はまさにそれが当てはまるわけです!
要するに私が機械式腕時計に手を出すことは逃れられない運命だったわけです!
・・・ということで、今回は腕時計をテーマに述べていこうと思います。
高級腕時計を購入した具体的なきっかけ
私はずっとスマートウォッチであるApple Watchを愛用していました。
Apple Watch Series 2から使い始めたので2016年から。
現在はSeries 7を使っています。
そろそろ最新型に買い替えてもいいかもしれませんが、特に機能的にも不足を感じているわけではないので壊れない限りはこのままでもいいのかも。
Apple Watchの前はもっと黎明期のスマートウォッチを使っていました。
白黒電子ペーパーを搭載していた初代Pebble(2013年~)とカラーになったPebble Time(2015年~)です。
スマホからSNSの通知を腕時計で受取る機能を最重視していたので最初期のスマートウォッチを愛用していました。
そしてそれは今でも変わらず、私が腕時計に一番求める機能です。
更に少し前から家の扉の施錠・解錠をApple Watchにより操作するようスマートロック化したのでApple Watchはますます手放せなくなりました。
そのため冒頭に述べたように機械式腕時計に強い憧れはありましたが、実用的な理由で購入に至ることはありませんでした。
しかし・・・そんな私に一つ・・・いや、三つ転機が訪れました。
1. 機械式時計を使うのは週末だけでいいという気付き
一番大きな転機は「機械式時計を使うのは週末だけでいいという気付き」を得たということ。
ごくごく当たり前の話でした。
平日はApple Watchを使い、休日外出時のみ機械式時計を着用すればよいのです。
以前の私は勝手な先入観で、機械式時計を買うということはApple Watchを使わなるということ。
通知の取得等のスマートウォッチの便利な機能を諦める覚悟が必要と勝手に感じていました。
高価な機械式時計を毎日付けるのは大変気を遣う・・・という心配もありました。
しかしある時、機械式時計は週末だけ使用するというのも割と一般的であるということを知りました。
あれ・・・?
それならハードルはかなり下がります。
休日に通知が受け取れないのは若干不便ですが、元々腕時計で通知を受取りたい場面は、スマホを取り出して直接確認できない状況でも通知を確認したいという場面です。
休日は平日とは違い、スマホを出して憚られるシーンはほとんどないので直接確認すればOK。
家のスマートロックの操作できなくなる不便はありますが、一週間のうち土日だけ我慢してスマホから操作するだけです。
休日だけ使うのならそれほど問題ないのでは・・・?ということに気付いたことが一番大きい転機です。
2. 必要に駆られて購入したという側面もないわけでもない
朝にベットで目覚めて、夜にベッドで眠るまで・・・私の生活は100%庶民の生活スタイルです。
いや、99.9%ですね。
唯一・・・庶民である私が行く、庶民の場ではない場所・・・
ポルシェセンターです。
ポルシェセンターだけは行くのに毎回緊張します。
あそこは本来私のような下賤なものが行って良い場所ではない(と勝手に思っています)。
実際は堂々としていれば全く問題ないわけですが。
ポルシェセンターに着ていく服がない!
もう、身なりで庶民と一発でバレてしまいます。
場違い感を隠し切れません。
身なり、本当に重要です。
しかし、こんな私もポルシェセンターに通い始めて2年半ほど。
変わらず庶民のままですが、一つコツを掴みました。
1、2点ほどこだわりの・・・それなりに品質の良いものを身に着ければ、他はユニクロでOK!
ユニクロでOKと書きましたが、ユニクロを着ていく場合は必ず「一度も着ていない新品」であることが条件です。
つまり高級な服ではありませんが、清潔感全振りで攻めるわけです。
そしてこだわりの一品。
私の場合、靴(ドライビングシューズ)と・・・そして時計です!
靴はドライビングシューズとして名高いネグローニを履いています。
決して安い靴ではありませんが、超高級ブランドというわけではなく庶民でも買える現実的な値段。
むしろその機能性の高さからコストパフォーマンスは非常に高いといえます。
清潔感があり、趣味性の高い有名なドライビングシューズを履いている。
そして腕時計は、その場に相応しい人間であることの証明・・・まさにステータスの向上は非常に大きい力を発揮してくれます。
それなりの腕時計をしていれば・・・服に大枚をはたかなくても、そこそこの恰好はつくのです。
そんなコツを私は得ました。
腕時計の必要性を感じていたことは確かにあったのです。
3. 夏のボーナスがそこそこ良かった
シンプルに予算のお話。
ここ数年、特にコロナ禍の影響でボーナスの額は雀の涙でした・・・。
しかしこの夏のボーナスは結構良かった!
買うなら今しかありませんでした。
タグ・ホイヤー カレラを選んだ理由
腕時計の最初の一本として選んだのはタグ・ホイヤーのカレラ。
サンレイ加工のブルーの文字盤。
クロノグラフではなくシンプルな3針デイトのモデル。
汎用のムーブメントであり信頼性の高いキャリバー5を搭載。
Ref NoはWBN2112.BA0639です。
このモデルに決めた最初のきっかけは・・・今では思い出せません。
気付いた時には最初の1本目はカレラと決めていました。
タグ・ホイヤーはポルシェとのパートナーシップを結んでいます。
その影響で良いイメージを持っていたというのはあります。
そして名前が「カレラ」ということも大きく惹かれました理由の一つ。
ポルシェの「カレラ」と同じ名前ですが、タグ・ホイヤーもポルシェも、1950年代にメキシコで開催された伝説的で過酷な公道レース「カレラ・パンアメリカーナ」という同じロマンにインスピレーションを受けたことに由来する名前です。
私のポルシェはカレラ(911)ではなくケイマンなので関係ないといえば関係ないのですが(苦笑)。
タグ・ホイヤー カレラを身に着けることで、いつか私もポルシェ 911カレラを手に入れるぞ!という決意を形にする意味があります。
身に着ける腕時計にもクルマ要素が欲しかった私にはぴったりの歴史や物語を持っており、これ以上の時計はありませんでした。
値段的にそれほど高価ではなく、オフでもオンでも使えるデザイン・・・初心者から中級者向けとして広く親しまれているモデルです。
最初の一本目として申し分ありません。
ジャックロードさんの通販で購入
遂に・・・注文・・・してしまいましたっ!
ジャックロードさんで並行輸入品を購入です。
正規品ではなく並行輸入品を選んだ理由。
当然ながら正規品よりも安価に購入できるという点が大きいですが、それ以上に最初の一本目はジャックロードさんで購入したいという気持ちを持っていました。
というのも、私は興味あるものに対しては記事やレビュー、ブログからYoutubeまでなんでも読み漁るのが好きです。
機械式時計に関しても例外ではなく、ずっと憧れがあったため以前から様々なサイトを覗きに行ってました。
その中でもジャックロードさんのサイトは、ワクワクするコラムや機械式時計のイロハを解説する記事が充実しており、私が時計趣味の魅力を引き込まれる大きな原因を作ったのです。
そのため最初の一本目を買う時はジャックロードさん、というのはかなり昔から決めていました。
注文のボタンを押すまでに長い時間をかけておきながら、いざ注文してしまうと1分でも早く届けて欲しいという気持ちになってしまうのが、我ながら面白いものです。
こういうの、あるあるですよね?
注文から発送まで非常に早く、届いた商品の梱包も完璧。
ありがたいことです。
開封!
しかしここで痛恨のミス!
興奮と緊張で・・・肝心の開封写真を撮り忘れてしまいました。
代わりに撮影していたのが、同じ日にAmazonから届いた、世界で最も普及した時計「カシオ F-91W」とのツーショット!(苦笑)。
ごめんなさい。
本当にこの写真しか撮っていませんでした。
時計を手にした第一印象は・・・緊張です。
感動よりもまさに腫れ物を触るように恐る恐るといった感じでした。
律儀に取り扱い説明書を読み、取り合えず外に持ち出します。
先ずは記念撮影。
指紋一つ傷一つないピカピカの状態で撮影できるのは最初だけですからね。
クルマ好きの時計写真といえば、ハンドルに付いているエンブレムが見えるように腕に付けた時計を自慢する構図が、良くも悪くも・・・いや悪いイメージの方が大きいですが(笑)・・・定番です。
しかし私の場合、左手の腕には怪我で縫った傷跡があり非常に見苦しいのでその構図は撮れません。
そのため、ケイマンのセンターコンソールに時計とキーを置いた構図にしました。
最初に記念撮影をする、という大きな仕事をやり遂げて一安心です。
タグ・ホイヤー カレラを使ってみた感想
この記事を書いている時点で3か月、カレラを使いました。
いいですね、とてもいいです。
正直、思った以上に気に入っていますし、愛着が芽生えました。
金曜日になれば、明日からカレラを付けて出かけられる!と気分が高揚します。
昔から物欲も強ければモノに対する愛着も人一倍な私なのです。
そして土曜日の午前、出かける前にカレラの時刻合わせをするのがとても楽しい習慣になりました。
ブルーのサンレイ加工がとても美しく、シンプルでシャープな針とインデックスがとてもスタイリッシュでカッコイイ。
視認性も良く実用性が高い。
スポーツウォッチとドレスウォッチの中間にあるデザインなので非常に使い易い・・・割とどんなファッションでも対応してくれるのが嬉しいところです。
ちなみに、ベルトは直ぐにNATOストラップに換えました。
Pebbleを使っていた時からNATOストラップを着せ替える遊びが非常に好きで、それをまた機械式時計でもやりたかったというのも購入動機としてありました。
NATOストラップに換えるとカジュアル寄りでよりスポーティになりドライブの相棒にピッタリです。
タグ・ホイヤー カレラは私にとって間違いなく、最高の選択でした。
これから長く大事に使っていきたいです。
次に欲しい腕時計たち
正直自分でも覚悟していたのです。
間違いなく・・・私は時計沼にどっぷりハマってしまうことになると!
そして案の定・・・その予測は的中しました。
これは必然。
次に買う時計は何にしよう?なんてことを既に考えています。
もちろん、今回購入したカレラに不満があるわけではありません。
むしろカレラのせいで完全に火が付いてしまったといえます。
最初の1本を所持して、機械式時計がある生活を体験してみると・・・次に欲しい時計のイメージが鮮明に見えてきてしまったので、最後にそれらをご紹介します。
>オメガ スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル
タグ・ホイヤー カレラと並び、モータースポーツと深いつながりを持つ、時計好き・クルマ好きなら誰もが憧れる定番、オメガ スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル。
なんといっても知名度は圧倒的で、性能も物語性文句なし。
ロレックス・デイトナよりも私はスピードマスターが好きです。
トップギアで有名なイギリスの自動車ジャーナリスト、ジェレミー・クラークソンが大のオメガ党で、その影響を受けているからかも・・・しれません(笑)。
相応にお値段も高いですが、いつか手にしたい一品です。
>チューダー ブラックベイ58(バーガンディダイヤル)
性能や物語性という理由で一番欲しいのはスピードマスターですが、時計のデザインで私に一番刺さったのが、チューダー ブラックベイ58の2025年新作バーガンディダイヤルです。
私、赤色って大好きなのです。
そしてこの時計の鮮烈にしてちょっとダークな赤色に一目惚れしてしまいました。
見た目で考えた場合は圧倒的にこの時計が一番です。
実際これほどまでに赤色が目立つ時計だと、着る服や付けていくシーンはかなり選びそうですけどね。
ブラックベイはチューダーのダイバーズウォッチ。
しかし私の今までの人生において仕事や趣味で陸・空は深い関りがありましたが海はまだほとんど縁がないので、ダイバーズウォッチというものに今後手を出すかどうかは分かりません。
でもデザインは本当に好きです。
>IWC ポートフィノ・オートマティック・ムーンフェイズ
ムーンフェイズ搭載モデルの中で私が一番欲しいと思うのはIWC ポートフィノ・オートマティック・ムーンフェイズ。
この時計が欲しい理由はまさにムーンフェイズという私にとって実用的な機能を備えているからに他なりません。
オープンカーでたまに深夜ドライブをしているのですが、月の存在は非常に大きいのです。
特に満月の場合は、強い月の光が夜空を非常に明るく照らし、独特で妖しい雰囲気を深夜ドライブにもたらしてくれます。
つまり満月の夜は絶好の深夜オープンドライブのタイミングということ!
しかしながら月の満ち欠けは普段生活していると全く気にしておらず、都度調べる習慣もないのでいつが満月なのか全く把握できていません。
でもムーンフェイズ搭載腕時計があれば・・・満月のタイミングを常に把握できます!
IWC・・・ドイツのエンジニアリング精神を持つ、質実剛健な時計メーカーであるという点も非常に共感できるポイント。
華美な装飾よりも「精密さ」「堅牢性」「機能美」を重視する、ドイツ製品のような「質実剛健」の気風・・・まさにポルシェと通ずるところがあります。
憧れのブランド、憧れの時計です。
>タグ・ホイヤー モナコ
ポルシェファンとしてはこれは外せない・・・ポルシェ乗りとしていつかは絶対欲しい腕時計、タグ・ホイヤー モナコ。
角型ケースという強烈な個性!
何よりポルシェファンには絶対的ともいえる伝説!
映画『栄光のル・マン』 (1971年)で伝説的俳優、スティーブ・マックイーンが、ポルシェのワークスドライバー(デレック・ベル)を演じた際、そのレーシングスーツの腕に着けられていたのが青い文字盤の「ホイヤー モナコ」です。
「スティーブ・マックイーン」と「ポルシェ」という、最もクールな伝説はこの時計の唯一無二の物語です。
タグ・ホイヤーの中でも、全ての腕時計の中でもモータースポーツとの結びつきは一番。
極めて特別なアイコンウォッチでしょう。
これから私がポルシェに乗り続けられるのであれば・・・乗っている間に絶対手にしたい一本です。
将来欲しい時計を4点あげてみましたが・・・ブラックベイ58を除けば他は100万円超えのお値段。
ここまで高いとクルマの購入資金の原資にもなるくらい大きな金額であるため、お金ができても簡単には購入に踏み切れません。
まだまだ乗りたい、所有したいと思っているクルマもたくさんあります。
やはりお金・・・お金をもっと稼がなければならない・・・っ!
しばらくは今回購入したカレラを大事に使っていくのがベストということでしょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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