ポルシェはドリンクホルダーのことがお嫌い?
ポルシェは走行に関わる装備に関しては言うまでもなく文句なしの超一流。
内外装も多彩なオプションから選り取り見取りで自分だけのポルシェをオーダーすることができ、超高性能車に相応しい質感や雰囲気を楽しむことができます。
まさに工芸品としても工業製品としても完璧すぎるポルシェではありますが…
完璧であるがゆえに、蔑ろにされているものがあります。
それがドリンクホルダーやUSBポート等の・・・走ることにも質感や雰囲気を上げることにも一切寄与しない…むしろあることで生活感を上げてしまうマイナスになる装備たち!
しかし現代の車として必須の装備!
今回はそんなアイテムであるドリンクホルダーのお話。
718ケイマンに備わっているドリンクホルダーは格納式のカップホルダーです。
グローブボックス上部のメッキガーニッシュを押すと格納されていたカップホルダーが展開します。
ホルダー部の直径を飲み物のサイズに合わせて調整できます。
スタイリッシュでカッコイイですし、格納式なので使わない時は隠すことができ生活感が出ないのがいいですね!
さすがはポルシェ!
…なのですが、これの使い勝手はかなり悪いです…。
調整式のホルダーはキツすぎると走行中に取出しにくくなりますし、緩すぎると飲み物を溢す恐れがあります。
安定性も一般的な固定式のドリンクホルダーに比べるとかなり低いです。
ポルシェの場合はその走行性能の高さから、一般の車ではかけられないような激しいGがかかるコーナリングが難なくできてしまうのですから、このカップホルダーでは頼りないことこの上ないです!
溢したら一大事なので、飲み物が足枷になりポルシェのポルシェらしい走りができなくなります。
しかも複雑な機構なので壊れるリスクもありますし、修理費も非常に高いと聞きます。
カッコ良さにパラメータ全振りなカップホルダーです。
実用性は…ありませんっ!
私のような庶民には壊れた時の修理費が怖くて使えません!
恐らくポルシェのエンジニアは運転中に飲み物を飲むということ自体が気に入らないのでしょう!
走行の足枷になり、質感も雰囲気にも悪影響な装備を常設することが嫌で嫌で仕方がないのだと思います。
ポルシェに最適なカッコいいドリンクホルダーを検討してみる。
運転中でも飲み物は飲みたい…ということで後付けのドリンクホルダーを検討してみます。
条件は以下の3つ。
- ポルシェの雰囲気を壊さないデザイン・質感であること。
- 使わない時は取外し可能で着脱は容易なこと。
- 最低限の実用性があること。
ポルシェのインテリアは非常にスポーティーでカッコイイです。
私の718ケイマンはインテリアオプション皆無なのでプラスチック部品だらけのため、質感は高いわけではないですがデザインは最高。
必要なところに必要なものがある。
機能性に裏付けされた優れたデザインは洗練されたカッコよさと非日常性がありテンション上がります。
ドリンクホルダーがあるとどんなにデザインに優れたものでも生活感が出てしまうのは避けられないので、常設ではなく着脱できるものを選びます。
デイズアート 本革ドリンクホルダー
先ず購入したのがこちら・・・
デイズアート 本革ドリンクホルダー。
牛革製、ボタン式で取外し簡単なドリンクホルダー。
ズボンのベルトに通したり、バイク用としても使ったりが本来の用途です。
良いところ
- 安価!
お値段は2,980円。とても安いので気軽に試せます。 - 着脱はボタンなので非常に簡単。手間いらず。
- コンパクト。
718ケイマンの場合はドアポケットの収納に保管できるので使い勝手が非常に良いです。 - 車から降りてもそのまま使える。
ズボンのベルトに通せば車から降りた際もそのまま飲み物を携帯できます。
イマイチなところ
- 飲み物が傾く。
718ケイマンの場合は傾いているドアグリップに装着するので飲み物が傾いてしまいます。
蓋がない飲み物の場合はある程度飲んで量を減らしてからじゃないとセットできない。 - サイズ感が微妙。
伸縮性がほとんどないので、ポットボトルはぎちぎちで出し入れしにくいですし、缶も細長いものは安定間がイマイチ。 - 500mlペットボトルの上部が肘に当たる。
ハンドルを握っている時は当たりませんが、ハンドルから手を離すと肘がよく当たります。
気を付ければそれほど気になりません。
安い割にそれなりですので気軽に試せる良アイテム。
着脱感は優れていますが、肝心のドリンクホルダーとしての実用性は最低限・・・です。
サイズ感はともかく飲み物が傾いたり、肘が当たったりは718ケイマンで使用した場合ですので、水平に取付けることができる車の場合は一般的なプラスチックのドリンクホルダーよりも遥かに質感が高いのでオススメです。
EURIS オーダーメイド ドリンクホルダー
次に購入したのがこちらです。
EURIS オーダーメイド ドリンクホルダー。
38万通り以上の組み合わせからオーダーメイドで本革手作りのドリンクホルダー。
私がオーダーした内容は…
・ベースカラー:ブラック
・ラインカラー:ホワイト
・ステッチカラー:メロウホワイト
・タイプ:スタンダードカップ×ロングベルト
・ボタン:シックブラック
うちの718ケイマン(内装オプションなし)の内装カラーのイメージに合わせてオーダーしました。
良いところ
- 質感が非常に高い!
さすが本革手作り製、かなり質感が高いです。
私の車はハードプラの内装ですが、内装がレザーの車であればさらに相性が良いと思います。 - オーダーメイドの自由度が広く、愛車の内装デザインにかなり合わせることができる。
色だけでもベースカラー30色、ラインカラー30色、ステッチカラー16色、ボタンカラー5種類と多彩な選択肢!
カラフルな色もあるので、内装カラーをカスタマイズオーダーできる超高級車に乗っている人には最適ではないでしょうか。 - フィット感が高く使い勝手が良い
使い勝手も素晴らしいです。ソフトな感触ながらしっかりケース剛性がありますのでしっかり飲み物をホールドしつつ出し入れは容易。
ドリンクホルダーとしては完璧ですね。 - 脱着は簡単。
フックを引っかける取付け方法なので、引っかけられる場所ならどこでも取付けられますが、エアコンのルーバーが主でしょう。
フックはビニールで保護されているのでルーバーに傷が入ることがありません。
この気遣いが本当に嬉しい…!
イマイチなところ
- 値段が高い
これが非常に大きなデメリット。
お値段8,000円+送料840円でした。
質感も使い勝手も優れているので大変満足していますが、結構な出費です。
しかも気に入ったので同じものを助手席側にも付けたいのですが…もう一個買うには勇気がいるお値段です。 - オーダーメイドの自由度が高い分、実物の質感・色を確認してオーダーできないのが残念。
仕様を考える時は迷いました。
うちの718ケイマンと同じ内装カラーにする、という明確な指針がありましたが、選べる範囲が多彩な分、白が良いかグレーが良いか…なんて迷ってしまいました。
実際の色や大きさを見ることができないので一種の博打になってしまいます。 - 納期が少し長い
私の場合、注文日は3月6日、出荷日は3月24日でした。
手作り品ですから時間かかってしまうのは仕方がないですね。 - 車の振動でボタン?からビビり音がする。
これは車種や履いているタイヤや路面の状況にもよるとは思いますが…私の場合は結構チリチリとビビり音が聞こえてきます。
ちょっと気になります。 - 使わない時の保管場所にちょっと困る。
718ケイマンのドアポケットには入らないですし、しっかりしたケース剛性を持っているので潰して無理やりいれるなんてことはできません。
グローブボックスくらいの大きさがないと収納できるので保管場所が限られているのもちょっとした欠点。
常時付けていても気にならないほどの高い質感がありますけどね。
値段は高い…ですが、それだけの価値がある満足感の高いドリンクホルダーです。
本革レザー内装の高級車には是非使ってほしい一品。
小物入れとしても便利に使えます。
ということで、一般に誰にでもオススメできるのがデイズアートの本革ドリンクホルダー、高くても良いので内装にマッチした逸品が欲しい場合はEURIS オーダーメイド ドリンクホルダーでしょうか。
ポルシェの場合は内装カラーをレザーに変えたりカラーの選択も多彩なので、是非ポルシェの内装カラーに合わせたEURIS オーダーメイド ドリンクホルダーを使ってみてほしいですね!
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