
ホンダS660による世界最大のパレードラン
そんな魅力的なイベントを中部地方を中心に活動しているホンダS660のオーナーズクラブであるS660 Chubu Communityさんが開催してくれるらしい。
・場所は鈴鹿サーキットレーシングコース
・同一メーカー・同一車種パレードランのギネス記録に挑戦
・S660開発スタッフによる10周年トークショーあり
同一車種によるサーキットでのパレードラン・・・クルマ好き、趣味車好きならば一度は憧れるイベントではないですか?少なくとも私はずっと憧れを抱いておりました!
S660 Chubu Communityさんのオフ会には参加したことはありませんでしたが・・・
参加したい・・・!ぜひ参加させてください!と熱意を籠めて参加応募し、無事に参加登録完了となりました!
今回の記事は11月15日に鈴鹿サーキットで開催された「S660世界一プロジェクト」の模様をお伝えしていきます。
尚、今回は一緒にイベント参加した友人が撮影した写真も一部使用させていただいております。
S660のパレードランにむけて
開催日が近づいてきた某日、S660世界一プロジェクト実行委員会からの郵送物が家に到着。
・入場証(パーキングパーミット)
・参加証&ネックストラップ
・参加記念品(S660開発チームの10周年記念寄せ書き)
入っているものを見てビックリしました!
どれも非常に質が高い造りです。
参加費は払っていますが、それは運営費やサーキットの使用料だけでも十分に納得できる額でした。
それに加えて高クオリティな記念品までいただけるとは・・・
特にS660開発チームの10周年記念寄せ書きが書かれたアクリルプレートはS660オーナーとして感動モノ。
大切に部屋に飾っておこうと思います。
パレード前日はS660を行きつけのキーパーラボで洗車してもらいました。
まさに晴れ舞台ですからね、汚れたままというわけにはいきません。
しっかり綺麗にしてパレードに臨みましょう。
注:本記事の撮影写真はハンズフリーにより安全に撮影しております。
イベント当日。
天気は一日を通して晴れ予報。
絶好のパレード日和です!
私の場合は岐阜から鈴鹿サーキットへの移動になりますので、当日朝からの移動で十分間に合います。
11月も過ぎ、日の出前に起きるのは大変辛いことですが、日の出を眺めながら徐々に明るくなる空の下・・・いわゆるマジックアワーと呼ばれる時間のドライブは大変良きです。
道路の交通量が非常に少ない木曽川、長良川の堤防は非常に快適に走れました。
鈴鹿サーキットが近くなると明らかに道を走る他のS660が増えてきます。
S660は趣味車、スポーツカーの中では比較的行動でも見かけるクルマだと思います。
私の場合、ドライブしていると周りを走っている車にも自然と目が行きまして、一番よく見かけるのは圧倒的にマツダ ロードスター(ND)、そして86/BRZでしょうか。
そしてS660も結構多い。
特に天気の良い週末は、郊外の国道などでよくS660を見かけます。
少し前はホンダ CR-Zやマツダ RX-8なども頻繁に遭遇していましたが、最近はかなり数を減らした印象・・・時代の移り変わりを実感します。
そして、この日・・・鈴鹿サーキット周辺には多数のS660が終結しております。
あちこちにS660が走っているので非日常感をすごく感じますね。
ワクワクが止まりません!
鈴鹿サーキットに到着。
既に太陽は高く上っており、私のテンションも非常に高まってきました。
モータースポーツゲートから入場して交通教育センターの場内に誘導されます。
そこは既に到着した非常に多数のS660で埋め尽くされており、壮観!本当に壮観です!!
S660 世界一プロジェクトの会場に
ひしめき合う色とりどりのS660!
場内ではS660のボディカラーごとに誘導されます。
私のS660はプレミアムスターホワイト・パールなので、白いS660のエリアへ。
ちなみに、参加車両では白が当然のように一番台数が多いです。
無難オブ無難なカラー。
でも前期S660のカタログの表紙写真が白いS660であったり、公式の写真や関連商品が圧倒的に白が多いことからもプレミアムスターホワイト・パールこそ一番S660を代表するカラーなのは間違いないとは思います。
入場証のチェックが確認されると参加ステッカーが貼られ、そのステッカーには通し番号割り振られています。
私の番号は255。
うーん。普通。
8ビットのカンスト値?
やはりこの場での一番の当たり数字は「660」ですよね。
660を引き当てたS660・・・ちょっと探してみましたがさすがに見つけられませんでした(笑)。
S660が最近のスポーツカーの中では割と見る機会が多い・・・といっても、ここまで多数のS660が一か所に集まることなんて・・・二度とお目に架かれないかもしれません。
視界一面、見渡す限りに溢れるS660!
「駐車場で自分の車がどれなのか分からない!」という一般人がよく抱く感想をこの時私も初めて感じたかもしれません(笑)。
私のS660はほぼノーマルなのですが、赤い幌に替えているという特徴があります。
しかし白に赤い幌というのは定番の組み合わせなので、同じ赤い幌を付けている白いS660も非常に多かったですね。
開会式が行われ、それが終わると3時間ほどオーナー交流会・・・つまり自由行動です。
スポーツカー系のイベントや痛車イベントでS660はよく見かけますが、これほどの台数を一度に観れる機会はないので、他オーナーさんの車両を見学させていただきます。
とはいえ全て展示車両・・・というわけではなくそれぞれ一般参加者の所有車両なので、このブログでは1台1台をフォーカスして取り上げるのは控えます。
さすがスポーツカー。
色とりどりのS660、モデューロXやネオクラシックなどの特別車両、オーナーさんの様々なカスタム・・・800台を超えるS660があっても、同じ車両が二つとして存在していません。
観ているだけでとても楽しい。
黒は2色あり、プレミアムミスティックナイト・パールとナイトホークブラック・パールの区別が付きませんでした・・・ごめんなさい。
皆さん、何らかの外装カスタムをしておりモデューロのバンパーがノーマル仕様?と思うほど圧倒的多数でした。
私のような真のノーマル外装は逆にかなりレアでしたね(笑)。
明らかにヤバい改造しているような車両はほとんどいなく、参加者のほとんどの人が周りに迷惑をかけずにエスロクライフを楽しんでいるのではないでしょうか。
今回私が得た気付きで最も大きかったものが、トラッドレザーエディションにも採用されていたブリティッシュグリーン・パール。
深い緑色のカラーです。
より長くS660を乗り続けていくため、いつかは今のS660からもっと走行距離の短いS660に乗り換えることも考えてはいますが、ずっと狙っていたのはブリティッシュグリーン・パールのS660でした。
しかし・・・
実物を観ると・・・想像していたよりもずっと・・・黒!
写真で観るような深い緑色というよりはずっと黒に見えました。
こ、これは私的想定外だったので・・・狙いを変えようかな。
逆に水色(プレミアムビーチブルー・パール)と明るい緑色(アクティブグリーン・パール)が好印象。
選ぶのに躊躇するような非常に目立つカラーですが、S660のようなカッコかわいいスポーツカーというキャラクターにピッタリなカラーでもあると思います。
他のクルマでは絶対選べないカラーであるからこそ挑戦してみてもいいかもしれません。
モデューロXもいいなぁ・・・欲しいけど高くて無理だなぁ。
自由時間は3時間。
オーナー交流会といっても、一緒に来た友人以外のS660乗りの知り合いはいません(苦笑)。
しかしS660を見学したり、S660開発チームトークショーを聴いたり、鈴鹿サーキットの施設で昼食を取ったりしているとあっという間。
S660開発チームトークショーでは面白いお話をたくさん聞けました・・・が、S660の後継車の発表はありませんでした(笑)。
私は通勤にも休日にも使えるビートやS660のようなマイクロスポーツカーがないと生活できない身体になってしまったので、S660の次が出ない限りS660に乗り続けるしかありません。
S660に乗り続けられているうちに次のクルマを出してくださいね!ホンダさん!!
いよいよ鈴鹿サーキットにコースイン
あっという間にパレード走行の時間が近づいてきました。
オーナーは自分のS660で待機します。
S660に乗っていると前方の様子が全く分かりません(苦笑)。
アナウンスが聴こえるわけでもないのでただただ前方が動き出すのを待つばかり。
白いS660の一団は他のカラーに比べて早めの動き出しとなります。
ゆっくり焦らず前のS660に続いてコースに入ります。
コース内では運転手による写真撮影は禁止。
ハンズフリーで撮ることもできましたが、ルール厳守ということで控えました。
しかしこの日一緒に来た友人が助手席からパレード中に撮影した写真をいただきましたのでそれは後程ご紹介します。
コースを低速走行で一周走ってストレートに到着。
先月の鈴鹿1000kmレースで初めて訪れた鈴鹿サーキットでしたが、1か月後には自分が(低速とはいえ)コースで走っているなんて信じられません(笑)。
ストレートとピットロードにパレードに参加する全S660が整列した後にブリーフィングが開始されます。
白いS660は真っ先に来て一番良い位置に停められてラッキーでした(嬉)。
一緒に来た友人の黄色いS660は最後尾の集団だったので運が悪かったかもしれません。
全車集合するまでの間、それなりに時間があり降車してもOKなのでしばし写真撮影タイム。
サーキットのコース上で自分の愛車を撮影できる機会なんてほとんどないですよね。
それが鈴鹿サーキットというF1も開催できる国際サーキットなら尚更です。
貴重な体験をしているのだと実感しますね。
パレードランについてのブリーフィング後はスタートに向けて、皆一斉に自分の愛車へと乗り込みます。
同じ目的に向けて一斉に行動を開始する動きがまた熱い!
サイドミラーを見ると遥か後方までS660が列を成してスタートの瞬間を待っているのが見ることができます。
ギネス記録を達成する条件として、パレードラン中に車列が停止すると記録は無効。
800台を超えるS660が止まらずにスタートからゴールまで隊列を維持しなければなりません。
3列で走り、隊列の長さは確か4kmと言っていた気がします。
そしてパレード走行はスタートからゴールまで約90分!
これって意外と・・・大変なのでは!?
これは気が抜けない。
さぁ!みんなでパレードランを成功させよう!
ギネス記録に挑戦!
鈴鹿サーキットでのS660パレード走行!!
注:パレード中の撮影写真は助手席参加の友人からのいただいたものです。
実際のレースと同じく、5つの赤ランプが順に点灯し全消灯してパレードがスタート!
パレード走行のスピードは10~15km/hが目安なので派手に飛び出していくわけではないですが、前列が順次S660が発進していきます。
シグナルが見える位置からスタートできたのは運が良かった。嬉しい。
マニュアル車のS660で10~15km/hの速度を維持して、同じ列のS660・・・お隣さんと更にそのお隣さんに歩幅を合わせて走るのが中々気が抜けません。
しかも鈴鹿サーキットはアップダウンもあり、前方をいくS660群の速度も上がったり下がったりします。
インとアウトでも速度は変わりますしね。
ブレーキランプを点灯させると詰まる原因となるので、前方の動きを先読みしてエンジンブレーキを活用してマイルドに速度調整、そして横を確認して遅れたり突出しないように気を配ります。
これはこれで楽しかったのですが、パレードを楽しむ余裕はあまりありませんでした(苦笑)。
ただ、後から写真で見直すと圧巻の風景になっており満足しています。
ただ、気になることも・・・。
私のクルマの前方列の一台がちょっと・・・いやかなり品がない改造車が降りました。
ナンバーを手曲げでへし折っており・・・よく追い返されなかったなというレベルで爆音を常に鳴らして走っていました。
すごく不快。
しかもその改造車・・・若干速度が遅く周りに合わせようとしませんし、その後ろを走っていたS660もあまり近づきたくなかったようで、更に車間を空けて走っていたので隊列を綺麗に揃えることが困難でした。
あのような車は出禁にしてください・・・お願いします。
無事にギネス記録の挑戦達成!
記録に参加したS660は832台!!
正午過ぎに開始したパレードラン、走り終えた頃には陽が傾き始めていました。
本当に新鮮で非日常感たっぷりの経験でしたので、体感としては本当にあっという間の出来事でした。
参加したS660は計832台!
世界最大のホンダ車パレードとしてギネス記録に認定!!
参加者の皆さん全員が力を合わせて成功させた素晴らしい記録だと思います。
一台でも暴走したり立往生したりしたら容易に記録失敗になってしまいますから簡単なことではありません。
マツダ ロードスター(ND)であれば更に多くの台数集めるのは容易かもしれませんが、S660と比べると全長差が520mmもありますから、パレードランをするのはS660以上に大変そうです。
参加したS660オーナーの皆さま、お疲れ様でした。
企画・運営の方々、素晴らしい機会を設けてくれてありがとうございました!
そしてS660開発チームの皆さま、S660を作ってくれて感謝します!
S660への愛が更に深まるとても思い出深いイベントとなりました。
これからもS660を愛していきます!
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他にもさまざまなイベントレポートを掲載していますので、ぜひご覧ください。
















































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