ポルシェ75周年を記念するイベント、ポルシェフェスティバル。
6月に千葉県木更津市のポルシェ・エクスペリエンスセンター東京(以下、PEC)で開催されたこのイベントに新米ポルシェオーナーである私も参加してきました!
前日までの記事はコチラ。
いきなりトラブル!会場まであと少しのところで不動車になるうちのポルシェ
前日は相模原市のホテルに宿泊。
朝早くにチェックアウトし、一緒に付き合ってくれる友人と合流。
会場まで1時間ほど自分のポルシェで移動します。
その予定でした…が!しかし!!
ホテルの駐車場から出て直ぐに今まで見たことがない警告表示がメーター液晶に表示されます。
『タイヤ要点検』
タイヤの空気圧に異常があるということでしょう。
え…噓でしょ。
いやいや、ゴルフGTIの時も1度だけこの表示が出ましたが…その時はただのセンサーの誤作動だったらしくタイヤに異常なし。表示をリセットしたら問題は解消されました。
その時と同じようにセンサーの誤作動の可能性がありますよね!
お願い!そうであってください!!
直ぐにホテルの駐車場に引き返し、タイヤを見てみると…
左前タイヤの下部が明らかに沈み込んでおり…完全にパンクです。
さすがポルシェ…タイヤ空気圧センサーも誤作動なし。優秀。
なんて言ってる場合かっ!
タイヤハウス内を覗き込んでみると…犯人を確認することができました。
憎らしく銀色に輝く…ネジが完全にタイヤに刺さっています!!
一体どこで…完全に気が付きませんでした。
ポルシェフェスティバル当日、それも現地の一歩手前という最悪なタイミングです。
さぁどうしましょう。
ここはチェックアウトしたホテルの駐車場ですので車を置いてはおけません。
とは言え、自走もできません。
ロードサービスを呼んでタイヤ交換できる場所まで運んでもらう?でもポルシェ認証タイヤなんてポルシェセンターにだって在庫置きしていないだろうし…。
そもそもそんなことしていたら絶対ポルシェフェスティバルに間に合わない。
ホテルの駐車場に車を置かせてもらってポルシェフェスティバル後に戻ってきてからなんとかする?その場合は今日は岐阜に帰れないですね…。
でもパンクしたままのタイヤを放置していたらホイールが歪んでしまうのではないか?
時間もなかったので軽くパニックになりながらもあれこれ考えます。
その時点で一番良策と判断したのが「友人の車でポルシェフェスティバルへ行き、その間にJAFを呼んでタイヤ応急修理してもらう」でした。
入会して16年ほど…まだ一度もお世話になったことがないJAFに電話してみました。
状況を話すと直ぐに救援を手配してくれるとのこと。
やり取りは非常にスムーズ。
さすがプロだなぁ…と感心。
但し、本人の立ち合いが必須とのこと。
作業中ずっと立ち会わなくてはいけないというわけではないですが、全て本人が顔を出さないということはできないそうです。
腹をくくってJAFの応急修理を立ち会うことにしました。
電話から20分ほどで救援のJAF到着!
思ったよりも早い!
まさに救いの神です。
パンクの程度は私のような素人には全く分からないので、近くの修理工場まで行ける程度なのか?岐阜になんとか帰れる程度なのか?どの程度修理できるのか全く分かりません。
JAFの作業者さんに全てを託します!
JAFさん、手慣れた感じであっさり応急修理完了。
見た目はよくないですが、「あくまでも応急修理なので速やかに交換してください」と伝えられた後、「でも信頼性の高い修理方法なので、そのまましばらく乗っても問題はほとんどない。ほとんどのお客さんはタイヤの寿命までこのまま乗る」と言ってくれました。
なんとも心強いお言葉!!
つまりこれからポルシェフェスティバルへ予定通り行って、そして岐阜まで予定通りに帰れるということです!
助かった…!
大事にならなくて良かったです。
JAF会員なので費用0円…!
入ってて良かったJAF!!
ちなみにこのJAFの方はレクサス乗りらしく、ポルシェに大変興味がある方でした。
こちらの状況を世間話としてしまして、イベント楽しんできてくださいと言ってもらえたのは大変嬉しかったです!
もうJAFの好感度が限界突破しました。
またお世話になり…たくはないですが、その時は頼りにさせていただきます!
PECがある木更津まで移動。
初めての東京湾アクアラインを走行!
出発はかなり遅れてしまいましたが、ちゃんと車は動くようになりましたので改めてPECがある木更津まで移動します。
土地勘皆無のためほぼナビ頼り。
高速道路は基本乗らない私でもさすがに今回は高速道路を使います。
首都高湾岸線は走りやすくて楽しい。
特に横浜ベイブリッジはテンション上がりますね。
もし私が東京の中心部に住んでいたとしたら、車趣味を楽しむ場所は首都高が中心になりそうですね。
その前に都心の高い駐車場代が払えないかもしれませんが。
こればっかりは地方民で良かった…と思ってしまいます。
駐車場代は安いので2台持ちも無理なくできますし、岐阜県は交通量の少ない走って楽しい道に困ることはないですからね。
人生初!東京アクアラインに突入!
私的にものすごく通行料が高いイメージがあったので迂回する気満々でしたが、800円と思ったより安いことを今回知り利用しました。
迂回するとその分ガソリンを多く消費するので800円以上の出費になること間違いなしです。
今は時間帯によりますが1200円に値上げしてしまったということですが。
海の上を走っているという感じはかなり爽快で楽しい道でした。
交通量は多いので走りを楽しむといったことはできませんが、景色は最高ですね。
海の上と下にこんなに長い道路を作ってしまうのですから人間の叡智はすごい。
今回は海ほたるはスルー。
朝のトラブルのせいで大分遅れていますから…興味はありますので帰りに寄ることにします。
アクアラインを降りて向かったのはイオンモール木更津。
ここの駐車場の一画がポルシェフェスティバル用の駐車スペースとして貸し切られており、ここからシャトルバスでPECへ向かいます。
係の人にスムーズに誘導してもらい指定の場所に駐車。
駐車場は当然ポルシェだらけ!
既にここもイベント会場では!?ってくらい普段あまり見ることができないポルシェをたくさん見ることができました!
新米ポルシェ乗りの私にとっては自分のポルシェ以外のポルシェはあまり見慣れていないので既に大興奮なのですが、イベントは既に始まっているので足早にシャトルバスに乗り込みます。
ちなみにシャトルバスは料金無料でしたし、私と友人、そしてもう一組しかいない状態で発車。
バスの台数が多いので人が集まるまで発車を待つということはしません。
うーん。さすがポルシェ。お金かかっているなぁ。
ポルシェフェスティバル 2023
バスに20分ほど揺られて遂に到着しました、PEC!
ずっと訪れたかった憧れの施設。
通常この施設を利用しようとすると数万円の出費は覚悟しなければいけませんが、今回は無料!
施設の設備を利用したりポルシェで走ったりはできませんが、雰囲気を楽しみたいと思います。
直前の台風の影響もあり遠方の人は参加をキャンセルした人も多いでしょうが、それでも大盛況。
2日間の来場者は3019名だったとか。
賑わっていましたが人口密度は高くないので快適に動き回れました。
周りの人が全員お金持ちに見えます(笑)。
まぁ実際私のようなギリギリでポルシェを所有している人はほとんどいないでしょう。
しかし車好きの祭典といった雰囲気でしたので、自分の場違い感はあまり感じず楽しめました。
会場内はとにかく色とりどり様々な年代のポルシェだらけ!
参加者の展示車だけでもイベント全体で618台のポルシェがずらりと並んでいます。
全部合わせると一体何億…何十億の価値になるのだろうか…!
全部写真撮ることはとてもできなかったので私が特に気になる車両だけピックアップします。
PECの所有車両である青い911と青い718ボクスターと718ケイマンGT4RS!
初心者ポルシェ乗りでポルシェの歴史は勉強中な私。
しかし現行モデルはある程度覚えましたので実車に興味津々です。
いつかは乗ってみたい911、親近感を感じる718ボクスター、そして初めて実車を見た…私が乗っている718ケイマンの最上級モデルである718ケイマンGT4RS。
迫力ある…!
まさに憧れのクルマです。
いつかは911、という目標で生きていきたいですね!
この3台を見ることができただけで既に大満足です!
ポルシェ公式のタイカンのアートカー、『Taycan Soul Canvas』と『マルチカラー』。
既に発表済とはいえ、イベントの主役を張れるアートカーがさりげなく展示してあるのがもうすごくすごい。
地方ではタイカンを公道でお目にかかる機会はほぼないのでじっくり観察できました。
ボリューム感すごい。
個人的にはEVに偏見はないのでタイカンのような大型車は無理でも、小型EVスポーツが登場したら所有してみたい思いはあります。
あっ…!
Youtubeで観た車両だ!
詳細は下記リンクでどうぞ。
次々と世界に1台のポルシェが現れるのでポルシェの知識量が試されます‥‥っ!
なんだこれは!?
かつて神奈川県警が導入していたという高速パトカーのポルシェ912!
調べて見ると…なんと個人オーナー車!
知識ない私はこのパトカーを見た時、テレビ撮影用の車かな?と思っていたが本物の高速パトカーとは…!
なんとなく愛嬌があるフェイスがかわいいです。
レア車両は無数に展示されていましたが、やはり718ケイマン乗りとしてはケイマンに注目してしまいます。
718ケイマンGT4クラブスポーツ。
黄色と黒のコントラストが鮮やか!
いやはや迫力あります…人畜無害なうちの子とは大違いです(笑)。
漫画『彼女のカレラ』の作者である漫画家・イラストレーターの麻宮騎亜氏もゲストとして本イベントに登場しており、同作品のラッピングカーの911も展示していました。
すごく綺麗なラッピングでカッコイイ。
所謂、『痛車』。
まぁ私もホンダCR-Zを痛車にしていたことがあるので痛車に関しては好意的。
公式が痛車をお出しする文化がもっと流行ってくれると嬉しいですね!
『彼女のカレラ』は読んだことないですが、読んでみたくなりました。
本屋さんで探してみようかしら。
抽選で選ばれた一般参加者の新旧様々なポルシェも会場やコースに展示されており、この日だけで一生分のポルシェを見た気がします(笑)。
これでも直前の台風で来れなかった車両も少なからずあったでしょうに。
ポルシェ乗りの皆さんの熱意…すごい!
全台じっくり見たいのは山々ですが、私の体力の方が先に限界を迎えてしまいました(苦笑)。
この日は台風一過の影響か、日差しが眩しく体力をじりじりと削ってきます。
お昼ごはんは会場にたくさん停まっているキッチンカーから…ハンバーガーを購入。
どれもこれもオシャレなランチのキッチンカーだらけで庶民の私にはよく分からないものばかりだったので、一番馴染みのあるハンバーガーにしました。
美味しかったです!これはジャンクフードではない!
展示されているポルシェを見て回るだけでも大ボリュームですが、会場中央のステージでは様々なイベントが催されていました。
一番目を引いたのはやはり日本初お披露目された911ダカール!!
世界限定2500台の超プレミアムスポーツカー!
これに乗ることができる人は前世でどんな善行を積んできた人なのだろう…。
カッコイイなぁ…仮に乗ることができたとしても私にはこれをオフロードで乗り回す勇気はありません(苦笑)。
更にさらに…!
観る聴くだけではなく実際にポルシェに乗って体験することもできます。
カイエンでのオフロードエクスペリエンスと911や718ケイマンでのドリフトエクスペリエンスという二つのプログラムがあり、私はドリフトエクスペリエンスを参加してみました。
要するに同乗ドリフト体験。
718ケイマンGTSの助手席に乗せてもらい、プロドライバーのドリフトをお腹いっぱい体験しました!
正直順番待ちの時は、ちゃんとリアクションできないと失礼かな…と思っていたりしましたがそんな心配は杞憂で、スリル満点の迫力で思わず声が出てしまいました!
以上、ポルシェフェスティバルを目一杯堪能しました!!
見どころ、ボリュームいっぱいで先に体力が尽きてしまうほどでしたが、本当に大変貴重な体験ができ楽しい一日を過ごすことができました。
ポルシェ乗っていて良かった…!
このイベントに参加できたのも718ケイマンのオーナーであるからこそ。
うちの718ケイマンにはお礼の意味も込めて帰ったらパンクしたタイヤを早速交換してあげようと思います。
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