早いもので718ケイマンが私の初めてポルシェになり、愛車として共に駆け抜けて2年が経ちました。
私の人生においてもポルシェと共に過ごしてきたこの2年はかけがえのない、とても幸せな時間でした。
清水の舞台から飛び降りる覚悟である認定中古車の2018年式718ケイマンの購入を決めた2年前の私を、その選択は間違いなく大英断だったと褒めてあげたいですね。
しかし2年経ったということは…
ポルシェ所有において最大の試練が訪れるということ。
それは…
車検!!
ポルシェから『車検のご案内』が届きました。
ポルシェ購入に最も懸念だったのが維持費。
そして最も恐れていたのが車検にかかる費用です。
私のケイマンは地元のポルシェセンターで整備してもらっているのでポルシェセンターから車検の案内や車検連絡の電話をいただきました。
維持費用が辛いなら輸入車に強い自動車工場を頼ればいいのですが、今や私はすっかりポルシェファンとなっておりまして…。
メーカーとの繋がりであるポルシェセンターとの付き合いは残しておきたいのです。
いつか911も買えるものなら買いたい…ですしね。
ドキドキのポルシェ車検初体験
車検のご案内を読んでみると…車検費用だけなら159,354円と書いてあります。
あれ?思ったより安い?
S660の前回車検は97,661円だったので、軽自動車の1.5倍がポルシェの車検費用だと思えばすごく安く感じます。
いやいや騙されませんよ。
そんなに718ケイマンのベースモデルとはいえ、まぎれもなくポルシェなんですからそんなに安いわけがありません!
よくよく読んでみると一般的な消耗品交換と工賃を含むスタンダードケア24なるものを車検時に同時実施すると+149,000円!
ギャー!!!
やっぱり高いじゃないか!
合計すると30万円を超えます。
くっ…!
しかし30万円程度は覚悟の上!
苦しいですが…かわいい愛車のため!ポルシェ乗りの末席にいるものとして!払ってあげますとも!
意気揚々とポルシェセンターに電話すると希望通りの日程で車検予約ができました。
ポルシェセンターの予約はほとんどの場合、こちらの希望通り対応してくれますね。
さすが高級車ディーラーということでしょうか。
予約の電話の中で代車の話になりました。
オイル交換や1年点検程度ならレンタカーのプリウス(有料)等が使えるのですが、今回は車検だからか代車もポルシェが乗れます!(でも有料)
選択肢はマカン(ベースモデル)かボルボ(モデル名は忘れました)。
そして…なんとタイカンターボS…!
…は!?
タイカン!?ターボS!?
ポルシェのEVの???ターボSって最上級モデルでは???
最大761馬力?????
タイカン、マカン、ボルボ…どれを選んでも代車代は同じ金額(5,000円)だそうで…。
乗ります!タイカンターボS!!!
充電はできませんが、代車…しかも私のケイマンより4倍も5倍もするポルシェをそんなに乗り回すことはしないので充電しない範囲で使用します。
ということで、代車が決まり…恐れていた車検が俄然楽しみになりました。
しかし冷静に考えるとあまりにも高価過ぎるクルマ…3000万円近いだろうクルマを借りて何かあったらどうする?と不安にも駆られたりしましたが、こんな機会は後にも先にもないでしょうからやっぱり楽しみです。
車検のために718ケイマンを
ポルシェセンターへ
車検のためにポルシェセンターへ…
と、その前に洗車のためキーパーラボさんへ。
(多分)車検で洗車もしてもらえるのにわざわざ洗車?と思う人もいるかもしれませんが、ポルシェに限らずホンダ車もフォルクスワーゲン車も今までの愛車は全て洗車してから車検に出してます。
理由の一つは車内外を綺麗にしておくことで整備する方にこのクルマがオーナーにとって大事にしているということを伝えたいがため。
極端な話、車内が汚れている車であれば少々汚れた作業着でも気にせずにシートに座ったりと、多少いい加減な作業も許してしまう要因になりかねません。逆に綺麗に汚れ一つない車内であらば汚れた作業着で乗り込んで汚したりでもしたら清掃するという手間が増えるのでわざわざ汚してしまう行為はしないはずです。
まぁポルシェセンターではそういうことはないとは思いますがね。
もう一つの理由は単純にポルシェを青空駐車して付いた汚れが恥ずかしいからです(苦笑)。
ポルシェを所有される方の多くはガレージ保管…な気がしますしね。
愛車をピカピカにした状態で、満を持してポルシェセンターへ。
電話予約した際に大体の話は済んでいます。
スタンダードケア24を含む全てポルシェセンターさんにおまかせで依頼!
元より冬のボーナスは全てケイマンの車検とローン支払いに費やす覚悟があったのです!!
楽しみ半分怖さ半分の代車、タイカンターボS。
写真はポルシェセンターではなくその日の夜に別の場所で撮影したもの。
借りる際に記念撮影しておけば良かった…ですが緊張でそれどころではありませんでした(苦笑)。
ポルシェ初の完全電動車(BEV)。
そして最上位のグレードであるターボS。
タイカンも初めて体感しますが、ターボSももちろん初めてです。
タイカンは最近マイナーチェンジしましたが、このタイカンはマイナーチェンジ前のもの。
一回の充電の走行可能距離は400~450km程度。
当然、自宅では充電設備がないので、ケイマンの車検が終わり取りに行く時までにバッテリー残量を残しておく必要があります。
ポルシェセンターの担当さんは充電なくなったら充電しに来ても良いと言ってくれましたが、車検期間1週間の間に借り物の超高級車をそこまで乗り回す度胸はないです(苦笑)。
タイカンターボSのレビューは別記事を書きますのでそちらをご覧ください。
718ケイマン車検結果発表!
一週間後…
予定通りケイマンの車検完了の連絡が来たので代車のタイカンでポルシェセンターへ。
愛車との再会。
タイカンターボSとは値段も性能も敵わないですが、カッコ良さなら…私はこっちの方が好き!
私はすかさずホイールをチェックしました。
実は今回、カラーのポルシェクレストが描かれたセンターキャップを注文していました。
車検を受けるとポルシェテテクイップメント(純正アクセサリー)やポルシェライフスタイル(ポルシェ公式グッズ)の2,000円オフクーポンが使えるということでせっかくなのでカラークレストセンターキャップを購入しました。
ただのセンターキャップと侮ることなかれ。
実際ただのセンターキャップなのですが、お値段なんと30,000円。
た、高い!!
さすがポルシェだ。
元々付いていたセンターキャップはモノクロだったため、2,000円オフの28,000円を払ってカラーにしたということです。
かなり目立たない差異ですが…意外と満足感が高かったり。
白、黒、シルバーのような無彩色にはカラークレスト、赤や青などの有彩色にはモノクロのカラークレストが個人的には好みです。
特にうちの子はベースグレード故、ブレーキキャリパーも黒ですのでホイールキャップのカラークレストがちょっとしたアクセントになっていい感じになりました。
目立たたない差異ですけど!
ともあれ…ポルシェ車検費用…緊張の結果発表です!
今回の車検総額…なんと50万円!!
うっ…ちょっと眩暈が…。
車両の条件ですが…
先ず私にとっては初ポルシェ車検ですが、ケイマンは2018年式2017年製造のため3回目の車検であること。
走行距離は前回8,022kmから今回は31,113km(+23,091km)。
この記事にたどり着いた訪問者の中にはこれからポルシェの購入しようとして、維持費の情報を求めて来られた人もいるはず。
50万円なんて額を見てしまったら落胆すること間違いないでしょう。
しかしご安心を…!
50万円のうち、20万円分はポルシェアプルーブド延長保証…つまり認定中古車保証の延長2年分の代金です。
ホイールキャップ代28,000円も車検費用とは関係のないもの。
つまり27万円程度が車検費用+年1回の整備費用です。
これくらいなら…まぁポルシェセンターでポルシェの整備をするのなら許容できる範囲じゃないでしょうか。
更にスタンダードケア24の作業を自分でやったり輸入車に強いショップで行えば更に費用は抑えられるはずです。
こうして考えると、ポルシェの維持費もそれほど高くない…と巷で言われるのもある意味正しいと言えますし、今回のように保証延長付きでポルシェセンターにガッツリやっていただくと50万円という大金を費やすことにもなります。
今回は718ケイマンのベースモデルの費用でしたが、911やケイマン/ボクスターの特別なモデル以外の…SやGTSのグレードであれば多少お高くはなるにしても、そこまで大幅に費用が変わらないでしょうから、上位モデルになり性能がなればなるほど性能に対する維持費はリーズナブルになると言えるのではないでしょうか。
輸入車は良いショップを見つけるのが大事…とよく言われるのが分かります。
いつかはポルシェ…と思っている人は是非勇気を出して一歩踏み込んでみましょう!
工夫次第で私のような庶民の普通のサラリーマンでも維持できるのは間違いないです。
私は懲りずにお金が続く限りポルシェセンターに通わせていただきますが!
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