【718ケイマンに】ピレリ P ZERO (PZ4) SPORT【レビュー】


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6月にポルシェフェスティバルに参加すべく関東まで行った際、イベント前日にネジを踏んでしまい718ケイマンのタイヤがパンクしてしまいました。
JAFの救援によりパンク修理していただき無事にポルシェフェスティバルにも行けましたし、無事に帰宅することができました。
しかしタイヤは2017年製…溝はまだ残っていましたが良い機会と思いタイヤ交換を決意しました!

出先でパンクしてしまったケイマン
出先でパンクしてしまったケイマン

先ずはタイヤの銘柄選び

私はノーマルの乗り味が大好きですのでタイヤは基本的に新車装着時に履いているOEタイヤかそれと同等以上のタイヤを選択します。
タイヤはスポーツ走行への影響や、乗り味、安全性にも関わるクルマで最も重要なパーツですのでクルマをカスタムしない私でもタイヤだけはこだわります。

そしてポルシェの場合はポルシェ承認タイヤというポルシェの厳しい要求を満たしたものだけが認定されるタイヤがあります。
これを装着しないとポルシェセンターに入庫できなくなったり保証が効かなくなったり…するのかは分かりませんが、ポルシェがその性能を保証しているタイヤなのですからそれを選びます。

私の718ケイマンはベースグレード、そして18インチのノーマルホイール。
F:235/45ZR18
R:265/45ZR18
それに該当するポルシェ承認タイヤは以下の二つ。

  • グッドイヤー EAGLE F1 ASYMMETRIC 2
  • ピレリ P-ZERO PZ4

選択肢が二つしかない…!
これはもう考える余地がなく新たに購入するタイヤは ピレリ P-ZERO PZ4 に決定です!!

理由は今まで履いていたのが グッドイヤー EAGLE F1 ASYMMETRIC 2 であること。
2つしか選択肢がないなら両方試してみたいですからね。

そして… EAGLE F1 ASYMMETRIC 2 は設計がかなり古く2012年2月に発売されています。
認証タイヤではないですが、既に後継の EAGLE F1 ASYMMETRIC 5 が2019年11月に発売されています。
一方、 P-ZERO PZ4 は2016年5月発売ですのでこちらの方が設計が新しいです。

ネットで5分で注文
ネットで5分で注文

購入するタイヤの銘柄が決まれば早速注文。
タイヤの通販サイト『タイヤホイールプレミアム』で購入しました。

高性能タイヤの品揃えが非常に良く、産地や製造年を指定して購入することができる私がいつもタイヤを購入するサイトです。
商品の補充も早いです。
今回注文しようとしたところ在庫切れだったので別のお店で探そうかな…と思いましたが、数日後には在庫補充されていました。

ちなみに回し者ではないです(苦笑)。
回し者になれるならなりたいですよ!ってくらい気に入っているお店なだけです。

タイヤ代は131,920円
高い。
でもポルシェの承認タイヤということで20~30万円は覚悟していたので思ったよりはるかに安い!!
18インチということが大きいのだと思います。
みなさん、ケイマンでも19インチや20インチを履いていますもんね。
タイヤ代だけならS660の方がはるかにお金かかっています(笑)
S660はネオバやZIIIを年2セット履き潰していますので…。

近所のお店でタイヤ交換へ

通販でタイヤを購入したので交換作業は別に手配します。

タイヤ交換作業を手配
タイヤ交換作業を手配

通販で購入したタイヤのお届け先はタイヤ交換するお店に(事前に連絡して)届くようにしました。
ゴムバルブ交換メニューも付けてしまいましたが、このクルマの場合はポルシェ純正TPMSセンサー(空気圧センサー)が付いているので交換しませんでした。

スタッフに鍵を渡してタイヤ交換、お願いします!
タイヤ交換開始!

交換予約した日は幸い天気良好!
新品のタイヤをいきなり雨の日に走らせるのは特に害がないと分かってはいても気分良いものではないですからね。

スタッフに鍵を渡してタイヤ交換をしていただきます。

さすがにガソリンスタンドやコーティング屋さんと違い、マニュアルの718ケイマンでも問題なく扱えていました。
このクルマ、特にバックギアに入れる際にシフト操作が非常に硬いので戸惑う方も多いです。
いや、確かに他人のクルマにあれだけの力入れてシフト操作できないよなぁ…と思います。

現行フェアレディZのカタログ
現行フェアレディZのカタログ

このお店の待合室にはクルマのカタログが置いてあるのでフェアレディZのカタログを読みつつタイヤ交換が終わるのを待ちます。
そこである事実を思い出しました。

同じ場所で…まだ718ケイマンに乗る前に撮影した写真。
同じ場所で…まだ718ケイマンに乗る前に撮影した写真。

2年ほど前…S660のタイヤ交換で同じくこのお店に訪れていました。
この時待合室で出会ったのが718ボクスター/718ケイマンのカタログ…!!
思えばこれが718との初邂逅でした!
この時は2年後にこのポルシェを購入するなんて夢にも思わず、ただただカッコイイハードカバーのカタログだ!すごい!と思いながら読んでいたのですが(笑)。
まさか実車を手に入れることになるなんて。
この時の自分に教えてあげたいくらいですが、まぁ絶対信じてもらえないでしょう(笑)。

…ん?だったら今回はフェアレディZのカタログを読んでいたので数年後にはフェアレディZを購入…いや、それはさすがにないですね(苦笑)。

タイヤ交換完了!
タイヤ交換完了!
ピレリ P-ZERO PZ4 265/45ZR18
ピレリ P-ZERO PZ4 265/45ZR18
タイヤ圧の学習が始まりました。
タイヤ圧の学習が始まりました。

フェアレディZのカタログを読んだり、昔を思い出したりしているうちにタイヤ交換完了!

交換直後、走り出すとタイヤ圧のシステム学習が始まりました。
特に問題なく学習は終わり正常な空気圧を表示してくれました。

ピレリ P ZERO (PZ4) SPORT レビュー

タイヤ交換から半年間で6,000km、ピレリ P ZERO (PZ4) SPORTを使ってみた感想レビューです。

前提条件として使用環境は街中、郊外、高速道路、ワインディング…要するにサーキット以外は一通り走りました。
比較対象は中古車として購入した時に履いていたグッドイヤー EAGLE F1 ASYMMETRIC 2
ですがこれは新車時から履いていたタイヤですが、5年落ちの状態で履いていました。
溝はかなり残っていましたが、5年といったらそれなりに性能劣化していると思いますのでそれを差し引いて考えます。

先ず何と言ってもグリップは P ZEROの方が明らかに効いているのを感じます。
EAGLE F1が古かった、ということを差し引いてもです。
EAGLE F1ではケイマンのワインディングをそれなりのスピードで曲がったり、狭い道を低速でクイックに曲がろうとしてもグリップ感が物足りなくて怖かったのですが、 P ZEROはしっかりグリップしてくれる安心感があります。
これだけでもう楽しさ倍増ですね。

ハンドリング性はどちらも十分あります。
両者ともタイヤ剛性はしっかりしているのでケイマンのミッドシップの操縦性をスポイルすることはありません。
さすがポルシェ承認タイヤです。
コーナーリングが楽しいクルマでハンドリング性の低いタイヤを履くとクルマを操る楽しさにケチが付いてしまいますので公道走るならグリップより大事な要素だと思います。

乗り心地、静粛性はEAGLE F1の方が高いです。
P ZEROはかなり硬い乗り心地でゴツゴツして衝撃や振動が入ってきます。
助手席にスポーツカー乗り以外の人を乗せるのがちょっと躊躇うレベル(笑)。
スポーツカーなら乗り心地悪いのは当たり前…と言いたいところですが、あともう少しだけ乗り心地良かったら…と思います。
普段私が乗っているもう一台のクルマ、S660よりも多少はマシ程度の乗り心地。
助手席に人を乗せる人はEAGLE F1の方が良いです。

総合評価としてはGTカーとして一人もしくは二人で長距離移動、もしくは気軽に街乗り普段使いしたいのであればEAGLE F1がオススメ。
ミッドシップのポルシェとして走ることを楽しみたいのならP ZEROがオススメです。
割としっかり性格が分かれている印象です。
公道で走る性能としてはP ZEROは申し分ないので私はこれからずっとP ZEROになりそうです。

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