【東北旅行編その1】太平洋フェリーで愛車と共に東北へ!


うちの会社には7月に一週間ほど、まとまった連休があります。
各月に散らばっている祝日をこの時期にまとめているだけなので、休暇日数が増えているわけではないですが。
しかし混雑する時期を避けて連休をいただけるのはとても大きなメリットです。
そのため、私は毎年この時期に旅行を計画しています。

今年の旅先に選んだのは「東北」!!

中でも最大の目的地は、私がまだ行ったことのない県、「青森県」!

北海道生まれの私にとって、津軽海峡を挟んだ青森はまさに「近くて遠い県」でした。
陸路で行けないのが最大の難点ですね。
船や飛行機を使うのなら、一気に飛び越えてメジャーな観光地に行きがちになります。

今回から数回に分けて東北旅行記を順次投稿していきます。
どうぞお付き合いください。

旅の相棒は718ケイマン

今回の旅の相棒は、ポルシェ 718ケイマンです。

愛車の718ケイマン

実は去年の同時期、S660で旅に出たのですが…道半ばでまさかのトラブルに見舞われ、JAFとホンダトータルケアのお世話になりました。
最後はレンタカーで旅を終えるという、ほろ苦い記憶があります。

燃料切れ

そんな経験があったからこそ「S660でリベンジを!」という想いも強く、出発のギリギリまで悩みました。
しかし今回は船旅で荷物も多くなるため、積載性に優れる718ケイマンを選ぶことに。

S660のオープンドライブも格別ですが、高性能なポルシェで見知らぬ土地を走るのは、やはり最高のエクスペリエンスになります!

先ずは岐阜から名古屋フェリー埠頭を目指す

注:本記事の撮影写真はハンズフリーにより安全に撮影しております。

さて、今回の旅のルートですが、まずは岐阜から名古屋港へ向かい、そこからカーフェリーに乗って一気に仙台までワープします。

もちろん、全行程をケイマンで走破するのも魅力的です。
しかし、時間・費用、そして何より私の体力を考慮すると(苦笑)、フェリーの活用がベストな選択と判断。

それに、私はカーフェリ乗るのが大好きというのも大きな理由です。
船旅は長距離ドライブの大きな楽しみになっています。

岐阜は気温40℃・・・灼熱です。
外気温計は40℃・・・灼熱です。

ケイマンのフロントトランクに荷物を詰め込み、準備は万端。
しかし、外気温計が示す温度は・・・

40℃
岐阜は灼熱、乗り込む前から汗が噴き出します。
慌てて車に乗り込み、エアコンのスイッチを入れていざ出発!
いよいよ旅の始まりです。

ケイマンのエアコンは十分強力で、車内はすぐに冷えていきます。
でも暑い・・・。
体感では、軽自動車のS660より日差しの熱がダイレクトに伝わってくる気がするのです。

エアコン性能は間違いなくケイマンが上のはず。
おそらく、恐らくフロントガラスから入ってくる直射日光が、ケイマンに乗っている時の方がダイレクトに降り注いでいる気がします。
S660のガラスに特別な遮熱効果があるかしら・・・?軽自動車でスポーツカーだし・・・ないですよね?
もちろん紫外線に関してはケイマンのフロントガラスはしっかりカットしてくれています。
でも本当にケイマンは暑い。
これはいつか解明したい、個人的な謎の一つです

混雑する街中を南下して名古屋港フェリーターミナルを目指す
混雑する街中を南下して名古屋港フェリーターミナルを目指す

今回もフェリーは使っても(なるべく)高速道路は使わない下道旅。

岐阜から名古屋フェリー埠頭に行くには名古屋の市街地を避けては通れません。
更に時間帯は金曜日の夕方。
休日とは違った混雑具合の中、街中を走るのでドライブの楽しさはほとんどありません。
幸い乗っているのがポルシェですからまだ我慢できましたが、そうでなければ危なかった・・・!

名古屋フェリーターミナルに到着

無事に名古屋港フェリーターミナルに到着
無事に名古屋港フェリーターミナルに到着
先ずは駐車場にクルマを停めて建物内で手続きをします
先ずは駐車場にクルマを停めて建物内で手続きをします
フェリーターミナル建物内。昭和を感じます。
フェリーターミナル建物内。昭和の雰囲気を感じます。

名古屋市街の混雑を抜け、無事に名古屋港フェリーターミナルに到着

十分余裕を見て、出港の2時間半前の到着です。
ちょっと早すぎましたが、夕方17時を過ぎてしまうと一気に交通量が増えることを恐れて早めに移動しました。
ここで船に乗り遅れたら今回の旅は全て台無しですからね。

搭乗券と乗船標識、そして乗船駐車場案内図
搭乗券と車両ステッカー、そして乗船駐車場案内図

事前に予約はもちろん、支払も済ませているのでここでは搭乗券の発券と車両ステッカーを受け取るだけ。
フェリーの乗船は面倒そうに見えて実際はかなりスムーズ。

スマホでQRコードを表示すれば搭乗券の代わりになりますので、あえて搭乗券を発券する必要はないですが、求められたときにさっと取り出せる紙があれば便利かなと。
車両ステッカーは必ず車のルームミラーに掛けておく必要があります。

スポーツカーにお乗りの方はここで係の人に「地上高の低い車」であることを伝えましょう。
乗船の際に誘導等、配慮してもらえます。

718ケイマンは私の歴代の愛車・・・CR-Z、S660、ゴルフGTI(7.5世代)と、それらどのクルマよりもバンパー下部を擦らないクルマだったりします。
これは自分でも驚き。
低く構えた見た目とは裏腹に、バンパー下部には意外と余裕がある設計。
ポルシェを傷つけたりしてしまったら精神的ダメージが半端ないですけど、幸い今まで一度もバンパー下部を擦ったことがありません。
安心して普段使いできるので本当にありがたいことです。

そんなケイマンでも念には念を入れて申告します。
・・・というのも

太平洋フェリーの公式ホームページには「地上高は15cm以上必要」と記載されています。

150mm!?

いやいや、無理無理!
今まで新日本海フェリーや名門大洋フェリー等に乗船してきましたがそんな無茶な規定は初めて見ました。
一般的なプリウス(先代・50系)ですら最低地上高は130mmですから、これではSUVくらいしか無理では??

いや、逆に考えるとプリウスですらパスできない規定ではほとんどの車がNGとなってしまうので、実際は150mm未満でもそうそう擦らないはず。
と、私は解釈しました。

結果的に・・・
係のチェックを受けた結果、全然大丈夫!とお墨付きをいただきました。

やはり、この規定は「万が一車体を擦っても、それは自己責任ですよ」という同意を促すためのもの。
フェリー会社側が絶対の安全を保証できるのが150mm、ということなのでしょう。
過度に心配する必要はなさそうです。

手続きを終え、出港時間を待つケイマン
手続きを終え、出港時間を待つケイマン
フェリーターミナル2Fからの景観(左端にうちのケイマン)
フェリーターミナル2Fからの景観(左端にうちのケイマン)

旅立つ準備は万端。
乗船前になると船旅特有の非日常感が溢れてきてテンションが上がります!

うちのケイマンは低床車枠なので一般の待機場所ではなく歩道の脇で待つように誘導されました。
専用の待機場所はないようです(苦笑)。
特別待遇(?)でいい気分!
尚、この日は他にスポーツカーはいませんでした。

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太平洋フェリー「いしかり」に乗船!

しばらく待つと乗船時間になりましたが、特別枠のケイマンは一番最後の乗船になりました。
早く乗船したいのに…ともどかしいところですが、カーフェリーは後入れ先出しLast-In, First-Out
つまり下船時は一番最初に下りて、仙台の地を踏めるというもの!
その方が絶対良いですね!
ここは大人しく我慢して待ちましょう。

自走して乗船します。テンションが上がる瞬間!
自走して乗船します。テンションが上がる瞬間!

乗船は自走。
オーナー自身が運転して船の車両甲板まで運び駐車します。

この瞬間が本当にワクワクします!
巨大な人工物にクルマを入れる時って興奮しませんか?
大規模な立体駐車場に入る時のような形容しがたい高揚感を感じます。
私だけ・・・?

しかし初めて乗る船(今回太平洋フェリーは初利用)の場合は、やはり下回りを擦らないかの気を遣いゆっくり・・・本当にゆっくり慎重に乗船。
無事にノーダメージで愛車を乗船させることができました。
これでこの旅一番の心配事をクリアしました。

次回、船旅と下船編
自宅から出発してフェリーまで何事もなく到着し、船にクルマを載せるだけで結構な文字数になってしまいましたので、この辺で次回の記事に続きます。

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