【ポルシェのオプション選び】理想の718ケイマンをコンフィギュレーターで作ってみる。


本ページではポルシェ公式ホームページのポルシェ カーフィギュレーターを使用・引用しております。

https://www.porsche.com/japan/jp/carconfigurator

ポルシェには非常にたくさんのオプションがあります。
国産車ではコンパクトカーでさえ標準装備が当たり前な装備でもポルシェではオプションだったりします。
ポルシェはケチ…というわけではなく、ユーザーが選択できる幅が広くオーダーメイドで自分だけの仕様の愛車が作れるということです。
そのため多彩なオプションをPCやスマートフォン上でシミュレーションできるカーコンフィギュレーターというシステムがポルシェのホームページにあります。


引用元:ポルシェ カーフィギュレーター
引用元:ポルシェ カーフィギュレーター
https://www.porsche.com/japan/jp/carconfigurator

新車ポルシェオーナーはこのカーコンフィギュレーターでたくさんのオプションの中から自分好みの仕様のクルマを組み上げて注文するわけです。

ところがポルシェオーナーの先輩方曰く、最初の1台で理想のオプション構成を見出すのは不可能だとか。
ポルシェを乗り継ぎ経験を積むことで必要なオプション、なくても大丈夫なオプションを見極め、理想のオプション構成を作っていくそうです。

そこで今回は、私が新車で718ケイマンを新車オーダーすると仮定して、どのオプションを選択するのか考え、自分にとって理想の718ケイマンをコンフィギュレーターで作ってみようと思います

私は世にも珍しいベースグレードでほぼノンオプションの718ケイマンに乗っていますので、先入観なく欲しいオプションを考えることができます。
特に「オプションは絶対必要なオプションのみに絞りたい、必要最小限にして価格を抑えたい!」と考えている人には非常に参考になる情報を出せると思いますので是非ご覧ください。

但し、718ケイマンの新車オーダーは日本国内では終了してしまいました…。
ですので中古車選びの際の参考にでもなればと思います。

718ケイマン乗りの私が考える
理想な718ケイマン

1時間ほどじっくり考えてシミュレーションして作成したのがこのアイスグレーメタリックの718ケイマンです。
予算度外視で組みましたが際限ない予算を設定しても現実的なシミュレーションは作れないので、これは無理してでも付ける!というオプションを厳選しました。

私が作ったシミュレーション結果は下記リンクから見ることができますので是非ご覧ください。

>エクステリアカラー

外装色は今のトレンドカラーであるアイスグレーメタリックを選択。

+352,000円のスペシャルカラー。
ソリッドのホワイトやブラック、赤と黄はスタンダードカラーなので追加料金なしで選択できるのですが、さすがに外装色は見た目に与える印象が非常に大きいので追加料金支払ってでもこだわりたいところ。

しかし今ベーシックなホワイトの718ケイマンに乗っていると、などの目立つ、いかにもスポーツカーらしいカラーが羨ましくなることが多いです。

…すごく良い。
ホワイトとは別のクルマに見えるくらいスポーティーさが増します。
一度でもいいので乗ってみたい気もあります…が、私はやっぱり白系が好き。
アイスグレーメタリックは…ホワイト以上に深みがある白に見える印象。
主人公機といった感じのカッコ良さです。
派手さはに劣りますが、白いポルシェというのは今のブログのタイトル名にも入れているくらい好きです。

>ホイール

ホイールについてはカッコ良さよりも、そのくるま「らしさ」を強調してくれるものが好きなので、純正ノーマルの18インチCaymanホイールでOK。

ただ…純正以外あまり好きになることがない私でも、20インチCarreraスポーツホイールは大変カッコイイと思います。

お値段+481,000円ですし、これを選ぶと諦めなきゃいけないオプションも多そう…。
憧れはしますが、これはもし私が911カレラを乗ることができた場合に検討したいホイールです。

各種ペイントホイールオプションも不要。

ちなみに…

1,096,000円出せばセラミックカーボンブレーキに変更できます。
更にブレーキキャリパーが黄色になります。

100万円超えのオプション・・・!
718ケイマンだから100万円ちょっとで済んでいますが、911の場合はもっと高いです。
もちろんこんなオプション選択できません!
ノーマルのブレーキでも感動するレベルでものすごく効きますし、コントロール性も抜群です。

>インテリアカラー&シート

インテリアの素材とカラーは、Youtubeの某番組を見て一目惚れした構成があります。
それは2トーン・コンビネーションのレザー・インテリア(ブラック・クレヨン)です!

私はクルマの内装を、極力汚したくない。一方で長い時間と長い距離を使うので内装の劣化が避けられないと考えています。
そのため、内装材はお手入れしやすいプラスチック内装の方が好みです。
特にレザーやスエードへの憧れはなく、除去できない汚れが付いたり傷が付いたりなんてしたらショックで一生寝込んでしまいます。

ですので、内装仕様はノンオプションで良かったのですが…このブラックとクレヨンの2トーンからを見てしまってから憧れが止まりません!
なぜこれが私に刺さったのか…自分でも中々説明できませんが、なんとなくオシャレさと未来感を感じます。
ちなみにこのカラーで真っ先に思い浮かぶのは…陸戦型ガンダムのカラー!
別に陸戦型ガンダムが特別好きというわけではないのですが…。

このインテリアカラーだとエクステリアカラーがの場合、似合わないと思うのでやはりエクステリアカラーはアイスグレーメタリックが良いですね。

シートは今の愛車のケイマンと同じベーシックな2-Wayスポーツシートで問題なし。
寒い時に使うシートヒーターと暑い時に使うシートベンチレーションは是非付けたいところ。
どちらも今までのクルマに付いてなかったので憧れの装備なのです…。
他のオプションに比べればそんなに高くない(ヒートシーター:63,000円、シートベンチレーション:139,000円)ですし。

>エクステリアオプション・ドライブトレイン&シャシー

エクステリアパッケージ、エクステリア、デカール類のオプションは不要。
見た目はベーシックな718ケイマンらしさを求めるのでノーマルのエアロでOKです。

>>トランスミッション

重要なのはトランスミッション。

6MTとPDK、どちらも同じ価格で選択可能。
6MTとPDK、どちらも同じ価格で選択可能。

私の過去5台の愛車はいずれもマニュアル車。
超マニュアルトランスミッション派なので6MTが選択可能なら当然6MTを選びます

ポルシェはマニュアルトランスミッションの方が価格は安いイメージがありましたが、最新のパッケージングだとPDK(ポルシェのデュアルクラッチトランスミッション)が標準装備で、無料オプションとしてマニュアルトランスミッションが選択可能ということになっていますね。
車両価格が上がっているので、PDKがタダになったというよりは6MTが値上がりしている…と思いきや、後述するスポーツクロノパッケージと抱き合わせのようなのでプラスマイナスゼロな感じですね。
やはり6MTを選択する人の方がスポーツ走行にこだわる人の比率が多いということでしょうか。

>>PASM

もう一つの選択はPASM

ポルシェ乗りではないと聞きなれないPASM、ChatGPTさんに解説していただきましょう。

ポルシェのオプションはたくさんありますが、走行性能に関わるオプションはそれほど多くないです。
エントリーモデルである718ケイマンにも走行性能に関わる装備は標準装備として惜しみなく装備されていますからね、電動可変スポイラーとかドリルドのブレーキディスクとか。

PASMは数少ない走行性能に影響するオプション。
ピュアスポーツカーである718ケイマンには是非付けたい装備です。
不要という人もいますが、私は付けられるなら付けた方が良いと思います。
標準18インチホイールを履いた状態の718ケイマンPASMなしの場合、公道では申し分ないスポーツ性能があり不満はありません。
但し、固めなので荒れた路面ではショックをそれなりに伝えてきます。
もうちょっとだけしなやかだったら嬉しい…といったところです。
PASMを付けるとノーマルモードでは乗り心地が良くなるということなので魅力的ですね。

>>ポルシェトルクベクタリング

ポルシェトルクベクタリング

これもChatGPTさんに聞いてみましょう。

こちらも走行性能に関わるオプションですが…判断が難しいです。
PTV搭載車両と非搭載車両を乗り比べてみないとどの程度効果があるか分かりません。
実際、ベーシックなPTV非搭載の718ケイマンでも公道では文句なしによく曲がりますし、サーキットじゃないと実感を得られない気がします。
Youtubeの試乗やオーナーの動画を見てもあまり語られることがないオプションですね。

これは私の運転技術がすごく上手くなりクルマの限界まで引き出せるようになってから検討してもいいかもしれません。
その場合はポルシェ・エクスペリエンスセンター東京へ行き、実際に違いを見極めて判断したいものです。

>>スポーツクロノパッケージ

ポルシェのオプションとして最も有名で人気があるのがスポーツクロノパッケージ

ハード的には走行状況に応じて動的に調整できるダイナミックエンジンマウントとダッシュボード中央に設置されるスポーツクロノウォッチの追加。
ソフト的には”SPROT PLUS”、”Individual”の走行モードの追加やサーキットでの走行をより楽しめる機能の追加ですね。

これはもう四の五の言わずに付けなさい、というオプション。
リセールバリューも上がりますので付けても売却時に元が取れます。

私の718ケイマンに付いていませんが、やはりないとダッシュボード上が寂しい。
4灯ライトもですが、ポルシェを象徴するアイテムですので、これは絶対欲しいアイテムです。
後付けできませんしね…。

最近はトランスミッションを6MTに選択した場合、スポーツクロノパッケージが自動的に付くようになったようですね。

>ライト&ガラス

718ケイマンのオプションで私が一番欲しいオプション…それはPDLS付きLEDヘッドライトです!

これが!一番!欲しい!!
最近のポルシェのキャラクターを決定づける 4 灯式ライト!
市販車だけではなくレース車両も4灯になっているので今や確固たるポルシェの個性になっています。
デイライトになっているので、公道でこの4灯ライトを見かけると一発でポルシェと分かる存在感。

うちの718ケイマンには付いてないのです…残念すぎます。
ノーマルなヘッドライトでも全く不足はないので性能面ではなく完全に見た目の好みで欲しいオプション。
あ、でも前に乗っていたゴルフGTIのマトリクスヘッドライトによるアクティブハイビームはすごく賢くて便利でした。

>インテリアオプション

ポルシェのインテリアは大したことない…とよく言われますが…
もちろんメルセデスのSクラスの最先端なデザインやベントレー、アストンマーティンのような超高級感とは違いますが、スポーツカーらしい質実剛健的なセンスが良いインテリアがポルシェにはあります。

但しそれはものすごく多数のインテリアオプションを選択し組み上げていく必要があり、お金とセンスが必要になります。
私はそのどちらもないですし、メンテナンス性を考えインテリアオプションはほぼほぼなしで。

でもちょっとだけ…

ポルシェというブランドが大好きなので、それを所有できることを誇りに思っています。
ですのでポルシェクレストが目に入るだけでテンション上がりますし、非日常感を感じます。
車内にはステアリングにしかポルシェクレストはないので、助手席に座る人はポルシェに乗っているということを忘れてしまうかもしれません。
…内装オプションが皆無だとなおさら…。
ですのでよく目につくヘッドレストにポルシェクレストのエンボス加工を!
他のオプションよりはまだ安価なのでこれくらいは奮発して追加しておきましょう。

ヒーテッドマルチファンクションステアリングホイール

これも欲しいオプション筆頭。

GTスポーツステアリングホイールにすると標準のステアリングホイール(直径:375mm)よりも少し小径(直径:360mm)になります。
標準のステアリングホイールで運転操作に支障がないものの、今うちにあるS660の350mmDシェイプに慣れた私には少しでも小さいほうが扱いやすいのです。

ヒーテッドマルチファンクションステアリングホイールはステアリングリモコンとステアリングヒーターが付くオプション。
ステアリングヒーターはともかくとしてステアリングリモコンはさすがに標準にしてほしいです(苦笑)。
特にミッドシップにエンジンを搭載している718ケイマンは車内もそれなりに賑やかなので、オーディオをちゃんと聴こうとするとそれなりに大きな音量になりがち。
でも信号待ちなどで停車すると、その状態では音量大きすぎるため音量を下げます。
この操作をステアリングに付いているスイッチでしたい!!
通常のナビ経由のオーディオは車速に応じた音量調整を自動でしてくれますが、Bluetoothオーディオだけはそのあたりできないらしく…私はBluetoothオーディオしか使っていないので手動音量調整しています…。

その他のインテリアオプションとしてはフロアマット(17,000円)ステンレス製ドアシルガード(36,000円)、そして内装のイメージに合わせるためにインストルメントパネル(ホワイト)を選択。

メーターを白くするのに74,000円…。
高い…っ!!
でもカッコイイし、運転中は頻繁に目に入るところだから…!

その他、アシスタントシステム(ACCやレーンチェンジアイスト)は全てなしでOK。
前に乗っていたゴルフGTIにもACCはありましたが、一度も使いませんでしたから(自分で運転したくて仕方がない)。
コンフォート系オプションも全てなし。
オートエアコンくらいは…とも思いますが、オートの風量はあまり好きではなく、オートエアコンが付いていた過去のクルマも全て手動操作のみで使っていたのでこれも不要。
オーディオ装備もなし。
あまりオーディオの質にこだわらないですし、ノーマルのスピーカーで十分満足しています。
車内はエンジン音が常に鳴り響いていますからね。

できあがった私の理想の718ケイマン

お疲れ様でした。
いっぱいオプションありましたね…。
これでも一番時間がかかるであろう外装と内装のオプション等はほとんどスルーしましたし、価格的に明らかに無理なオプションもスルーして、かなりスパッと決めたつもりだったのですが、それでも1時間かかりました。
好きなだけ選べることができる人にとっては無限に時間が溶けていくでしょうね。

さて、できあがった私の理想の718ケイマンは以下の通り。

選択したオプション(標準装備を除く)
・エクステリアカラー:アイスグレーメタリック(352,000円)
・盗難防止ホイールボルト(9,000円)
・2トーン・コンビネーションのレザー・インテリア(ブラック・クレヨン)(534,000円)
・シートヒーター(63,000円)
・シートベンチレーション(139,000円)
・ポルシェ・アクティブ・サスペンション・マネージメント(PASM)(214,000円)
・PDLS付きLEDメインヘッドライト(229,000円)
・フロントガラス (上部グレーティント)(17,000円)
・ヘッドレストのポルシェクレスト(34,000円)
・GTスポーツステアリングホイール(41,000円)
・ヒーテッド マルチファンクション ステアリングホイール(70,000円)
・ドアシルガード(左右)ステンレス製、モデル名ロゴ入り(36,000円)
・フロアマット(17,000円)
・インストルメントパネル(ホワイト)(74,000円)

合計金額:1130万9000円!
オプション総額:189万9000円!!

ご覧ください…これがポルシェです!
オプションはかなり厳選したつもり・・・なのに200万に迫ろうかという金額に。
なんてこったい・・・!

まぁ718ケイマンの本体価格が948万円ですからね…。
昔はオプション装備だったものが標準装備になったことで本体価格が上がっています。

とはいえ、合計価格1130万というのは…。
上位グレードの718ケイマンSが1077万円、これを上回っています。
更に上位の718ケイマンGTSが1262万円、これに迫っています。
上位グレードの方が標準装備のオプションも増えますので、ちょっと頑張って上位グレード狙った方がお得では…?
・・・と、なってしまうわけですね。
いや恐ろしいです。

このオススメオプション考察がどなたかのご参考になれば幸いです。

いやはや、改めてシミュレーションしてみましたが、私には新車で購入なんて無理だなぁと痛感しました。
…とはいっても中古車も新車並みかそれ以上に高かったりしますし…ポルシェがどんどん手が届かない存在に。
今ほど高くない時に、ほぼノンオプションの個体を見つけられた私は幸運でしたし、無理してでも手を伸ばした過去の自分の勇気を賞賛したい!
あの時の決断がなければ一生ポルシェに乗れなかった・・・かも。

今は標準装備だけど昔はオプションだった装備のオススメ品

おまけです。
今は標準装備になっているものでも昔はオプションだった装備品がいくつかありますので、その中でもオススメ品を書いておきます。
中古車を選ぶ際に是非ご参考ください。

  • 電動可倒式ドアミラー
    これは絶対必須。
    外出先の駐車場でいちいち畳むの面倒ですし、開きっぱなしにして隣のクルマの人の反感を買い、嫌がらせに荷物とかぶつけられたりしたらたまりません。
    ただでさえ目立つクルマはヘイト買いやすいですから。
    それにちゃんとロックしたかの確認を目視でできるようになるのは大きなメリットです。
  • バックカメラ
    駐車時にクルマの後方を映してくれるカメラ。
    自分は慣れてるからそんなもの不要・・・という人も多いかもしれませんが、目が一つ増え死角が減ることはメリットしかありません。
    一回でもぶつけたらカメラ代以上に修理代かかってしまいますからね。
  • ポルシェ・エントリー&ドライブシステム
    キーレスエントリーです。
    これがないと乗り込む度に鍵を取り出さないといけません。
    毎回鍵を出さなきゃいけないのは思いの外面倒。
    複数台のクルマを所有している場合、ポルシェだけキーレスエントリーがないと他のキーとまとめておけないので不便です。
    落としたりすると傷が付いて悲しくなります。

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